自民党総裁選で私が推薦していた安倍晋三候補が見事勝利し、新たな総裁に就任されました。私が「チャンネル桜」でお礼かたがた皆様にご挨拶をしていますので、ぜひご覧ください。
ニコニコ動画はこちら http://www.nicovideo.jp/watch/1348666697
自民党総裁選で私が推薦していた安倍晋三候補が見事勝利し、新たな総裁に就任されました。私が「チャンネル桜」でお礼かたがた皆様にご挨拶をしていますので、ぜひご覧ください。
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9月25日、自民党領土に関する特命委員会を開催し、尖閣周辺の領海に台湾船、中国船が侵入した事案について議論しました。海保からの聴取では、台湾船が海保巡視船に妨害行為を行っていたこと、同日11時43分頃に全ての船が領海内から出たこと、などが明らかになりました。緊迫事態に対し、日本がとるべき行動、措置に迷いが出ないよう、政府に要請していきます。
9月20日、自民党総裁選挙・安倍晋三街頭演説を秋葉原駅前で行いました。応援弁士には麻生太郎元総理も駆けつけていただきました。
集まってくれた約5000人の人たちとともに大盛り上がりとなりました。当日の熱い模様をご覧ください。
ニコニコ動画はこちら http://www.nicovideo.jp/watch/1348266030
9月11日、自民党外交部会・領土特命委員会合同会議が行われ、政府による尖閣購入契約やAPEC会議報告について議論しました。
尖閣国有化については、政府の意思決定プロセスが全く不明確であり、20億5千万円の算出根拠がなく、たった1回20分間の関係閣僚会合で購入及び予算の支出が決定されたこと、政府が国有化に際して事前に上陸調査を行っていたこと、などが明らかになりました。
またAPECについて私は、政府が将来的な原発ゼロの方針を決めながら、首脳宣言に原子力の平和利用が盛り込まれ、日本もそれを支持したという矛盾を指摘しました。
安倍晋三自民党総裁候補のホームページとツイッターです。安倍候補の総裁選関連日程や政策が掲載されています。ぜひご覧ください。
●安倍晋三ホームページ
http://www.s-abe.or.jp/
●安倍晋三ツイッター
http://twitter.com/AbeShinzo
問題が相次ぐ領土問題についていろいろな場所や機会で講演し、理解を深める努力を続けています。
● 9 月20日 PM19:00〜 オープンタウンミーティングを開催します。
(川口駅東口フレンディア4F)入場自由。お待ちしております。
◆ 一刻も早い総選挙を!
通常国会が閉会しました。国政の停滞は極まっており、国の将来は一向に展望が開けません。その隙を突いた周辺国からの圧力は強まるばかりです。
今、民主党政権は何を国民に提供しているのでしょうか?
経済回復の見通しは立たず、東北の復興の遅れは目を覆うばかりです。原発事故後のエネルギー政策の迷走は巨額の貿易赤字となって国民経済を苦しめています。
教育や福祉政策は二転三転しながら未だに方向が確定していません。領土問題や米軍再編問題など外交・安全保障の弱体化は、収拾がつかない状態です。
この苦しく厳しい政治の局面を打開する方策は一つしかないのです。
それは「総選挙」です。国民の信頼を失い機能不全に陥っている政府と国会は、選挙による選択を受け、国民の信を得た時にのみ正常な機能を取り戻すことが出来るのです。
総選挙によって各党は公約を提示します。国の向かうべき道を示す国家ビジョンと、それを実現する具体政策、実行できる実務能力と体制を示し、国民・有権者がそれを選択し、新しい政府が作られます。
「国民の信を得た政権」を樹立すること無くして、もはや日本を動かすことは出来ず、何一つ新しいことを決めてはいけないのです。
◆ 民主党国会運営の際立つ能力不足
今国会の政府提出法案は新規・継続あわせて106本です。成立は僅かに61本、成立率は57.5%。戦後最低水準となりました。
過去最低は鳩山・菅内閣の2010年通常国会で54.5%、提出66本に対し36本でしたが、会期延長がなく、150日間での成立です。
今国会は79日間も延長され、戦後 3 番目となる229日の会期でした。それでも戦後最低水準の法案成立で終わったことは、いかに現政権の国政運営能力が欠如しているかの証となります。
◆ 野党欠席の中、強引な法案採決
与党の乱暴な国会運営は度を越しています。今国会の重要法案である赤字国債を発行するための「特例公債法案」と、民主党が提出した「衆院選挙制度改革関連法案」は、8 日の会期末で廃案となりました。
民主党はこの 2 つの法案を衆議院で野党欠席のまま強行採決しましたが、成立の見込みのないまま参議院に法案を送る強引な手法は野党の反発を招くのみで、民主主義のプロセスを無視した行為は、受け入れられるわけがありません。
◆ 議論のある国際条約も単独強行採決
この他、賛否が大きく分かれている「国際的な子の連れ去りに関するハーグ条約」や「偽造品取引防止協定(ACTA)」といった国際条約も、野党欠席のまま審議入りし、参議院を先に通過していたACTAについては、与党内にも反対意見がある中、野党欠席で強引に衆議院で可決成立させました。
条約の国会審議は、結果が即国際約束となります。国内意見に大きな相違がある案件については、それこそ与野党そろっての慎重審議が求められます。
議会の手続きを悪用し、反対者を排除して賛成者のみで物事を決めてしまう危険な体質は、社会主義思想を持つ議員を多く抱える民主党の本質的問題点を如実に表しています。
◆ 国会同意なしに首相権限で組織設置
新たな原子力規制の核となる原子力規制委員会を発足させるに当たっては、委員の任命に衆参両院の同意が必要ですが、野党はおろか民主党内にも反対者がおり、国会は同意しておりません。
ところが野田首相は、国会が閉じた後、首相権限で委員を任命し、組織を発足させるというのです。
その法的根拠は、原子力緊急事態の宣言中は国会同意がなくても委員を任命できる、という規制委設置法の規定です。
その裏でこうした措置を取る理由は人事案を採決すれば民主党から多くの離党者が出かねないため、だと報道されています。
国の重要方針を決める行政委員会を国会同意なしで設置してしまおう、国会の議論より党内事情を優先しようとする危うさを、私は指摘せずにいられません。
◆ 「原発ゼロ提言」を2時間の議論で!
原子力については、将来的な原子力発電比率を「2030年代に原発ゼロ」とする中長期の「エネルギー・環境戦略」提言が 6 日、民主党でとりまとめられました。
この方針は、次期衆院選を意識した一部の民主党議員が強く求めた結果だと報道されています。
国家のエネルギー戦略の提言は、300人を超える議員が所属する民主党で、何と約20人の議員が参加したわずか 2 時間の非公開協議によって、まとめられたのです。
これは政府が討論型世論調査などにより原発比率を「国民的議論を経て決める」とした方針と矛盾しないのでしょうか?
◆ 「原子力安全利用」国際宣言に同意
そして、民主党提言がまとめられた直後の 9 日、ロシア・ウラジオストックで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議では「原子力の安全利用の確保」を明記した首脳宣言が採択され、もちろん日本の野田首相も合意しました。
国内で脱原発依存を打ち出しながら、国際会議では原発促進に合意する日本政府は、どうやって国際社会から信頼されるのでしょうか?
◆ 中・韓・ロシアに軽くあしらわれ
そのAPECでは、竹島に不法上陸した韓国の李明博大統領に手を差し出され、笑顔で握手する野田首相の映像が世界に配信されました。
握手したことを咎めるのではありません。国際舞台では一国の首相の立ち居振る舞いは完全に計算され、戦略に基づいた表情や言動をすることは基本中の基本です。
野田首相は、韓国大統領に不意を突かれ思わず自然に笑顔で握手に応じてしまったのです。
韓国側は日本が無視したり、握手を拒否した場合どうするかなど、事前に様々な検討をしたと報道されています。
この握手は、竹島に不法上陸された日本の怒りを表した行動には、とても見えなかったと思います。
中国首相からは、尖閣国有化に対し厳しい言葉が投げ付けられましたが、野田首相が日本の明確な意思を伝えたとの報告は受けていません。
そして、 8 日のロシアのプーチン大統領との会談では、前回の首脳会談直後にメドベージェフ首相が北方領土に不法上陸したことに直接の言及をせず、呆れたことに日本側から12月にロシアを訪問したいと申し入れ、大統領から歓迎されました。
ロシアは前日の 7 日に歯舞群島の島にロシア語の名前を付けるための調査団を派遣しており、島に上陸しロシア国旗を立てています。
野田首相はこれらの問題に明確な意思表示をしなかったどころか、笑顔で友好に務めたようです。
日本の領土問題に欠ける不退転の決意は伝わったのでしょうか?
◆ 自民総裁選、民主代表選を契機に
現在、自民党・民主党ともに党首選挙の真っ最中です。
党首選を通じ各政党は、日本をどのように変えていくのか、そのリーダとなる人が自ら描く国家像や政策・信念を国民の皆様に表明し、議論が深まる選挙を行わなければなりません。
現在の政権と国会は完全に機能不全となり、「決めることが出来ない政治」となってしまっています。
ここまで内政・外政ともに弱体化してしまった以上、私達国会議員は、統治能力を失った政権と国会を再構築するために全力を尽くすべきであり、総選挙の実施を求めてさらに活動してまいります。
新 藤 義 孝 |
私が委員長を務める決算行政監視委員会は、昨年12月、行政監視に関する小委員会において、①革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの構築、②医療費レセプト審査事務、③公務員宿舎建設・維持管理等に必要な経費、④原子力関連予算の独立行政法人及び公益法人への支出、について政府に改善を求めるべき事項を指摘し、予算に反映させるなどの対応を求める決議を行いました。
この点につき、8月2日にフォローアップ質疑を行い集中的に討議を行いましたが、政府の対応や資料の提出について十分でないものがあり、改善が不十分であった点について再決議をいたしました。
決議本文、並びに、再決議に対する官房長官の発言要旨を掲載いたします。
○「行政監視に基づく事業の見直しに関する決議」のフォローアップに基づく決議(2012年9月7日)
○「『行政監視に基づく事業の見直しに関する決議』のフォローアップについて」に対する官房長官の発言要旨
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<参考>8月2日フォローアップ質疑に関する記事
【動画】行政監視に関する小委員会<フォローアップ質疑>①革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの構築 ②医療費レセプト審査事務 ③公務員宿舎建設・維持管理等に必要な経費 ④原子力関連予算の独立行政法人及び公益法人への支出 ⑤委員間の総括討議(2012年8月2日)
8月2日、決算行政監視委員会・行政監視小委員会を開きました。
昨年11月の同小委員会で議論し、決議を行った政府の4事業について、各省庁が講じた措置に関するフォローアップ質疑です。
○行政監視に関する小委員会タイムテーブル(2012年8月2日)
○行政監視に基づく事業の見直しに関する決議
○決議と各省措置の対照表
○行政監視に関する審議マニュアル
○委員会前日の記者会見
○その1 革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの構築
○その2 医療費レセプト審査事務
○その3 公務員宿舎建設・維持管理等に必要な経費
○その4 原子力関連予算の独法及び公益法人への支出、総括討議
8月30日、「チャンネル桜」の「闘論!倒論!討論!」に出演しました。詳細は下記の通りです。動画を3つに分けて掲載いたしますので、ぜひご覧ください。
○テーマ:「反日国家群にどう対処するか?」
○パネリスト:一色正春(元海上保安官)、宇都隆史(参議院議員)、上島嘉郎(「正論」編集長)、高山正之(ジャーナリスト)、長尾敬(衆議院議員)、室谷克実(評論家)
8月29日、自民党外交部会・領土に関する特命委員会合同会議が行われ、丹羽中国大使襲撃事案や香港活動家尖閣上陸事案のビデオ映像について議論しました。
丹羽大使襲撃事案については、中国はどの国に対しても在中大使に警護をつけていないこと、この事案について迅速に対応すると日本側に伝えてきていることが明らかになりました。
また、尖閣上陸事案についてはダイジェストのビデオ映像が会議の場で流されました。ここからは、乗組員がレンガを投げつける様がはっきり確認できるとともに、海保の船が活動家の船を魚釣島に誘導しているようにも見え、議員からは、最初から政府は公務執行妨害を起こさせずに強制送還する方針だったのではないか、という意見が多数出ました。
8月23日、自民党外交部会・領土に関する特命委員会合同会議が行われ、竹島問題をめぐる韓国側の対応について議論しました。
野田首相が韓国に対して出した親書を韓国側が送り返すという見通しであること(実際にこの後送り返されました)に対する非難が噴出し、実際に送り返された場合は対抗措置をとるよう意見が出されました。
私は、政府の韓国に対する外交政策の決定プロセスが不明確であること、日韓交換公文上の紛争調停や国際司法裁判所への提訴など外交手段をいっぺんに使ってしまってよいのか、などを指摘しました。
8月28日、決算行政監視委員長として記者会見を行いました。
これまで委員会では理事会にて尖閣諸島への上陸視察について協議を重ねてきました。自民・公明・生活の三会派は概ね上陸視察に前向きですが、残念ながら民主党の賛同を最後まで得ることができず、28日の理事会で、私が委員長として政府に上陸視察の申し入れを行うことを宣言しました。
委員会としての上陸視察が実現するよう、今後も関係各所と協議を続けてまいります。
領土問題について「自由民主」の取材を受けました。
竹島・尖閣問題についての考え方や領土に関する自民党の政策についてお話ししています。
出来上がりの原稿と取材時の動画を掲載しますので、ぜひご覧ください。
自民党CafeSta カフェスタトークに出演しました。三原じゅん子参議院議員の司会で私が領土問題について語っています。
カフェスタトーク(8月22日)
カフェスタトーク(8月29日)
本ホームページの「活動報告」メニューに「雑誌掲載記事」を追加しました。
これまで雑誌に掲載された記事をご覧いただけます。
8月19日、中国人が不法入国したばかりの尖閣諸島に、本年1月に続き再び洋上視察して参りました。ホームページには魚釣島や久場島の様子や美しい海を撮した動画を公開しています。是非ご覧下さい。
◆ 李明博・韓国大統領が竹島に上陸
8 月10日、韓国の李明博大統領が竹島に上陸しました。韓国の大統領として初となる暴挙です。
私は、委員長代理を務める自民党領土に関する特命委員会を外交部会と合同で10日正午から開き、鬱陵島にいる大統領に竹島上陸を止めさせるため、あらゆる方策を取るよう外務省に指示を出しました。
日本政府は外交ルートを通じ中止を申し入れましたが、韓国側は日本の中止要請を一顧だにすることなく大統領は上陸を強行したのです。
◆ 陛下に対し、非礼な李大統領の発言
さらに李明博大統領は 8 月14日、「天皇陛下が韓国を訪問したいなら、心からの謝罪をする必要がある。 [痛惜の念]などという単語一つを言いに来るのなら訪韓の必要はない」という、天皇陛下に対し極めて非礼な発言をしました。
日本側から天皇陛下の訪韓を持ちかけたことはなく、招請していたのは過去に来日し天皇陛下と会見の際に申し入れた李大統領なのです。
◆ 謝罪と撤回を韓国に要請すべき
領土特命委員会は16日にも合同会議を開き、「李大統領の天皇陛下についての発言に明確な謝罪と撤回を求めること、竹島問題の国際司法裁判所提訴や日韓通貨スワップ協定の見直しなど、対韓政策の総合的見直しを図ること」などを内容とする声明をとりまとめました。
◆ 中国人活動家が魚釣島に不法上陸
8 月15日、尖閣諸島に香港の民間船が侵入し、中国人活動家らが魚釣島に不法上陸しました。事前予告がありながら阻止できず、中国国旗を振りかざしながらの上陸は、真に許し難く強い怒りを覚えます。
16日の外交・領土合同会議では、この件についても政府に事実関係や対処方針を質しました。
海保には上陸は阻止するが、けが人を出さない範囲で対応する方針が政府より示されており、絶対阻止ではなかったこと、所管の羽田国土交通大臣と松原国家公安委員長は、何と役所に登庁すらしていなかったこと、などが明らかになっています。
◆ 抗議声明を藤村官房長官に手渡す
私たちは尖閣上陸について「撮影ビデオの公開、被疑者に刑事手続きを進め厳正な対応をすること」等の声明をまとめ、16日夕方に、石破領土特命委員長らと首相官邸を訪ね、藤村官房長官に、韓国大統領の竹島上陸と中国人の尖閣上陸について、直接申し入れを行いました。
◆ 強制送還措置は事なかれ主義の表れ
政府は結局、尖閣不法上陸者を罪に問うことなく、わずか 2 日で強制送還しました。
出入国管理法65条は、不法入国者が他に罪を犯していない場合、強制送還できることを認めています。
みなさまも、活動家が船からレンガを投げつけたり、海保の進路変更に応じず巡視船が損傷したTV映像をご覧になったと思います。
これが犯罪に当たることは明らかだと思いますが、政府は公務執行妨害など他の罪は無かったとして、あっさり帰してしまいました。
外国人に対し「尖閣諸島に不法上陸してもお咎めはなく、すぐに帰してもらえる」との誤ったメッセージを出した民主党政権の措置は、今後に禍根を残し、我が国領土を極めて危うい状態に陥れているのです。
◆ 尖閣諸島を再び洋上視察
8 月18・19日、私は超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の国会議員 8 名や、「頑張れ日本!全国行動委員会」の方々と、1月に続いて二度目の尖閣諸島洋上視察を行いました。今回は21隻の船に150名が分乗しての参加です。
石垣島を夜 8 時半過ぎに出航し、明け方の 4 時過ぎに尖閣諸島「魚釣島」に到着しました。
前回は 3 メートルを超える荒波でしたが、今回は 1 メートルほどで、スムースな航海が出来ました。
とはいっても、 9 トンの漁船に客室はなく、14人全員がごろ寝です。私は船の舳先部分のデッキにバスタオルを枕にして直接寝ました。
夜明け前の暗闇に断崖が続く島のシルエットが浮かび、小さな灯台の光りが30秒に一回点灯する様は、とても神々しく、感動いたします。
◆ 戦時遭難者洋上慰霊祭を挙行
私たちは夜明けを待って、魚釣島灯台前に集結し「尖閣諸島・戦時遭難者慰霊祭」を執り行いました。
終戦間際の昭和20年 7 月、米軍機に襲撃され、魚釣島に漂着し 1 ヶ月半にわたり孤立。溺死・餓死・病死した合計80名に及ぶ犠牲者の方々を慰霊する式は、昭和44年に一度島で行われたきり、以降は上陸を認められておりません。
領土議連では魚釣島での慰霊祭を計画し、そのための上陸申請を政府に行いましたが、政府は許可を出さず、洋上慰霊祭となったのです。
◆ 日本の国境を形成する起点が8ヶ所
慰霊祭の後は、住居跡や手掘りの導入水路が残る魚釣島を一周し、約20分ほど離れた「北小島・南小島」に向かいました。アホウ鳥が群生する島には、住居跡がはっきり残り、かつての営みが偲ばれます。
今回はさらに約 1 時間ほど離れた「久場島」まで行きました。
前回は波が高く断念しましたが、米軍の射爆場として借り上げられている島を初めて確認してきました。
尖閣諸島には日本の国境を形成する起点が、魚釣島に 4 ヶ所、久場島に 3 ヶ所、さらに離れた大正島に 1 ヶ所の合計 8 ヶ所存在します。
この起点から200海里までを排他的経済水域(EEZ)としてわが国は経済・資源を主張できるのです。
一方、中国は尖閣諸島に71もの名前を勝手につけ、領有を国内法で担保しようとしています。
私は我が国が領有する島に標識を付けたり、絶えず風雨や波の浸食を受ける国境起点の保全措置を行うことは国家の責務と考えており、そのための「無人国境離島管理法」を議員立法で国会に提出しています。
尖閣諸島現地調査の重要性・必要性がご理解いただけると思います。
◆ 尖閣諸島を有人化し、海の利用を!
私の乗る船が魚釣島を離れた後、日本人10人が島に上陸しました。事前の計画書にはなく、石垣に戻る際に情報があり、とても驚きました。
政府から許可を得ないままの上陸は、許容できるものではありませんが、気持ちはわかります。
終戦記念日に中国人を上陸させてしまった政府の措置が、この度の要因になったとも考えられます。
尖閣諸島を無人島とし、何人も上陸させない政府の管理方針はもはや破綻しているのです。
私は尖閣諸島の安定管理のために島を有人化して、漁業資源など海の有効利用を図るよう国策変更を提案し、自民党は次期総選挙の公約にこれを盛り込んでいます。
◆ 民主党政権の外交は、完全破綻!
中国では不法上陸者が英雄扱いとなり、再上陸宣言が出されています。
竹島について韓国に出した野田首相の親書は、韓国から送り返されてしまうという不始末です。
外務大臣が訪問したばかりのロシアは、北方領土で大規模な軍事訓練を実施することを発表しました。
国家統治能力を喪失した日本政府の稚拙な外交力を見透かした周辺諸国は、今こそチャンスとばかり日本に攻勢をかけています。
国家の基本である領土や主権を守れない、この一点を持ってしても民主党・野田政権は失格です。
この外交の悪循環を断ち切るためにも、衆議院の解散総選挙を断行し、国家観と実務能力を備えた本格政権をつくるべき、と私は考えます。
国難の時に、自らは何をなすべきか自問自答しながら、国の建て直しに向け必死に活動して参ります。
新 藤 義 孝 |
8月24日、衆議院において、李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議、及び、香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する決議が議決されました。
竹島に関する決議は、一方的に引かれた李承晩ラインに抗議する1953年の「日韓問題解決促進決議」以来の決議で、韓国に対するわが国の断固たる決意を示すものです。
尖閣に関する決議は、不法上陸を厳しく糾弾するとともに、中国・香港当局に再発防止を申し入れ、尖閣の実効支配を確たるものとするために警備態勢の強化を含め万全の手立てをとるよう求めました。
いずれも自民党領土特命委員会での議論がきっかけとなったもので、これからもしっかり活動してまいります。
8 月18・19日、私は超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の国会議員 8 名や、「頑張れ日本!全国行動委員会」の方々と、本年1月に続いて二度目の尖閣諸島洋上視察を行いました。21隻の船に150名が分乗し、客室のない船にごろ寝して一夜を過ごしました。
魚釣島では灯台付近に船が集結し、昭和20年7月の米軍襲撃により亡くなった方々の洋上慰霊祭を行いました。その後は北小島と南小島に行き住居跡等を視察したほか、前回行けなかった久場島にも足を延ばし、米軍の射爆場となっている島を確認してきました。
「チャンネル桜」ビデオレターで8月18・19日の尖閣洋上視察について報告しました。
船上で行った洋上慰霊祭や実効支配の強化策など、尖閣に関する私の思いをお話ししています。ぜひご覧ください。
8月16日、自民党外交部会・領土に関する特命委員会合同会議を開催し、15日に起こった香港の民間活動家による尖閣諸島・魚釣島への上陸事案、並びに、韓国・李明博大統領の天皇陛下訪韓・慰安婦問題に関する発言について議論しました。
魚釣島上陸事案では、海上保安庁・警察庁・外務省・内閣官房等にそれぞれ事実関係や今後の対応方針を確認しました。その結果、海保は絶対上陸させないという方針ではなく、けが人が出ない範囲で対応するという方針であったこと、所管の大臣である国土交通大臣・国家公安委員長は役所に登庁すらしていなかったこと、などが明らかになりました。
李明博大統領の発言については、天皇陛下に謝罪を求めた部分は絶対に許すことができず、明確な謝罪と撤回を李大統領に求めるべきであること、日韓通貨スワップ協定の見直しなど対韓政策を根本から再検討すべきこと、などの意見が出ました。
会議では、議員から出た意見を踏まえて、この二つの案件に関して声明を発出しました。尖閣上陸事案については、中国に対して断固たる抗議を行うことや、政府に対して南西諸島防衛強化や尖閣国有化に向けた取り組みを進めることを求めています。
李明博大統領の発言については、陛下に関する発言の撤回を求めた上で、日本政府に対して韓国への明確な抗議を要求しています。
16日夕方には、石破領土特命委員長、小野寺外交部会長、佐藤領土特委事務局長とともに首相官邸を訪ね、藤村官房長官にこの二つの声明について申し入れを行ってきました。
二つの声明の本文と会議・その後の記者会見・官房長官申し入れ後のぶら下がり会見の動画を下に掲載いたしますので、ご覧ください。
○外交・領土合同会議
○会議終了後の記者会見
○官房長官への申し入れ終了後のぶら下がり会見
7月28日、長崎県・五島市の男女群島、及び、肥前鳥島を視察してきました。昨年11月、12月と2度にわたり中国漁船の領海侵犯と不法操業が発生しており、国境離島の現状を把握すべく視察を計画しましたが、これまでは海が荒れて島への上陸はできませんでした。今回は五島市役所が企画した視察に参加させていただき、計画してから7ヶ月かかって上陸を実現できました。中尾市長や市議会議員の皆さんなど島関係者の方々と再会し、すっかりお世話になりました。
男女群島には港がなく女島(メシマ)の接岸施設に船の舳先をぶつけて飛び乗らなければなりません。中国語とハングル語で書かれた上陸を禁止する看板があり、国境の厳しさを実感しました。無人となった灯台まで上りましたが、人生で最もたくさんの汗をかいた気がします。
肥前鳥島は、更に小さな海上に突き出た島ですが、船を波のうねりとともに島にぶつけて上陸を果たしました。地元の方の話によると両島に国会議員が上陸したことは聞いたことがないということで、私が国会議員として初上陸したことのようです。
地元の方より、過去にこの付近で韓国船が浮上式の簡易灯台を据え付けていき、海保がそれを撤去する、ということがあったという話を聞き、国境管理の重要性を改めて認識しました。
視察の模様、並びに、地元メディアからのインタビューの動画を掲載いたします。
<参考> 長崎県五島市視察ダイジェスト(2011年12月9日・10日)
<参考>
中国船領海侵犯が発生した長崎県肥前鳥島・男女群島を上空視察してきました。(2011年12月26日)
○男女群島、肥前鳥島視察
○地元メディアによるインタビュー
8月10日、韓国の李明博大統領が竹島に上陸しました。直前に日本側は様々な外交ルートを通じ中止を申し入れましたが、韓国側は一顧だにすることなく大統領は上陸を強行したのです。
自民党領土に関する特命委員会は外交部会と合同で10日正午から会議を開き、外務省から状況を確認しました。まだ大統領は鬱陵島におり、竹島上陸を止めさせるために最後まで努力するよう外務省に指示を出しました。しかし、在韓日本大使館による韓国外交通商部との連絡も、日本外務省から在日韓国大使館への連絡も取れない状態であることが判明しました。
今回の問題は突発的なものではなく、政権交代後の民主党政権3年間の稚拙で誤った外交の結果がこうした最悪の事態を招いたと憤慨しております。
合同会議では、駐韓大使の即刻帰国、対韓外交政策の見直しなど、政府は強い抗議の意志を示すべきとの抗議声明をまとめ、記者会見を開いて発出しました。
この度、寺院等は、民主党政権の3年にわたる迷走を具体的事例を示しながら検証し、一冊の報告書にまとめました。自民党HPに掲載されていますので、ぜひご覧ください。
○自民党HP「民主党政権の検証」
<http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/recapture/117907.html>
8月2日、決算行政監視委員会・行政監視小委員会を開きました。
昨年11月の同小委員会で議論し、決議を行った政府の4事業について、各省庁が講じた措置に関するフォローアップ質疑です。
○行政監視に関する小委員会タイムテーブル(2012年8月2日)
○行政監視に基づく事業の見直しに関する決議
○決議と各省措置の対照表
○行政監視に関する審議マニュアル
○委員会前日の記者会見
○その1 革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの構築
○その2 医療費レセプト審査事務
○その3 公務員宿舎建設・維持管理等に必要な経費
○その4 原子力関連予算の独法及び公益法人への支出、総括討議
7月18日、第一生命本社ビルにて期間限定で公開されているマッカーサーの執務室を有志議員で視察しました。
戦後米国の占領下にあった際、GHQは第一生命本社ビルの一室を執務室として使用していました。この執務室は、特にGHQの憲法草案が作成された場所として有名です。
占領統治が終わり、GHQが退去した後は第一生命が再び使用するようになりましたが、マッカーサーの使っていた執務室は当時のまま保存されており、それが今回、一般公開されることになりました。
7月24日、自民党埼玉県宅建支部で講演しました。野田政権・民主党の問題点や日本の海洋資源、自民党の新憲法草案等についてお話ししました。