憲法審査会の海外調査、ウクライナ訪問の最後は、大統領直属の戦略問題研究所を訪ねました。
この機関は、大統領が作成する政策の研究、情報分析、中央、地方行政への助言、新法律や国家戦略プログラムの作成にあたる情報機関です。
憲法改正及び執行プロセスにも強く関わっていると見られ、ウクライナ憲法の建てつけや手続きなど専門的な解説とともに状況説明を受けました。
私からは、ロシアとのクリミア問題とドンパス地方問題への今後の対処について質問し、担当官より可能な限りの丁寧な対処方針を聞くことが出来ました。
この研究所は大統領に対して定期的にレポートをあげており、外交・安全保障問題を含め内政・外政に極めて重要な役割を果たしていると推察されます。
改めてロシアに対するウクライナの姿勢を支持すると共に、日本としても国際社会に向けたウクライナへの支援活動を継続していく考えであることを伝えました。