今年も春先から、中国の海洋調査船による我が国EEZ 内での勝手な調査が頻発しています。このようなルールを破る行為への実効性ある対応が必要です。先ずは海保広報をご覧ください。(2019年07月26日)

 

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今年も春先から、中国の海洋調査船による我が国EEZ 内での勝手な調査が頻発しています。
日中間で定めたルールを平然と破る傍若無人な海洋調査は、すでに東シナ海、尖閣周辺はもとより、鹿児島県沖、長崎県沖、太平洋、小笠原周辺と広範囲に及んでいます。このような日本の主権・権利を脅かす行為に対する実効性のある対応が必要として、政府側と協議を続けています。
まずは、こうした事実を広く国民に伝えることも重要です。
皆様のご協力をよろしくお願いします。
 
◎海上保安庁 広報
〇中国海洋調査船「業治錚(ギョウ ジ ソウ)」の視認 について(第1報)
 
1.本日午後3時零分頃、しょう戒中の当庁巡視船 が、男女群島女島の西約120キロメートルの我が国排他的経済水域内において、航行中の中国海洋調査船「 業治錚 」がワイヤー様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済水域において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
2.午後7時13分頃、同調査船は、男女群島女島の西約161キロメートルの日中の地理的中間線を西向け航過しました 。
 
3.以後、同調査船の動静に特異動向が認められなければ、本報をもって最終報とします。
 
令和元年7月25日
午後8時45分
第十管区海上保安本部
 
業治錚画像
 
〇中国海洋調査船「張謇(ちょうけん)」の視認について(第2報)
 
本日午後1時20分頃、中国海洋調査船「張謇」が我が国排他的経済水域から出域していることを当庁巡視船により確認しました。以後、同調査船の動静に特異動向が認められなければ、本報をもって最終報といたします。
 
第十一管区海上保安本部
令和元年7 月1 0 日
発表: 午後7 時3 0 分
 
〇中国海洋調査船「張謇(ちょうけん)」の視認について(第1報)
 
午後3時8分頃、しょう戒中の当庁航空機が沖大東島の南西約296キロメートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の中国海洋調査船「張謇」が、ワイヤー様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済水域において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
第十一管区海上保安本部
令和元年7 月9 日
発表: 午後9 時2 0 分