4月20日、昨日から我が国EEZ内に入域した中国海洋調査船「向陽紅20」は、度重なる海上保安庁巡視船の中止要求に応えることなく、ワイヤーのようなものを海中に投入し今も活動中です。海上保安庁・広報をご覧ください。(2018年04月20日)

 

20180419_向陽紅20_img昨日から尖閣諸島周辺の我が国EEZ内で違法調査を行なっている中国海洋調査船の続報です。
海保の中止要請を無視して居座り調査を続けています。
 
中国側が目的を明かさないため事実確認出来ませんが、レア・アースや海底熱水鉱床など海底資源類の調査、採取の可能性が指摘されています。
 
一人でも多くの皆さまに事実をお知らせするため、海保広報を掲載します。
 
〇中国海洋調査船「向陽紅20」の視認について(第3報)
 
1、 午前9時頃(第2報参照)から午後3時頃までの間、中国海洋調査船「向陽紅20」からワイヤー様のものが海中へ延びているのを監視中の当庁巡視船が確認したことから、「ここは、日本の排他的経済水域である。我が国の事前の許可又は同意のない調査活動は認められない。調査の中止を求める。」旨の中止要求を実施しました。
 
2、 午後3時現在、同調査船は、大正島の北北東約168キロメートルの我が国排他的経済水域内において、ワイヤー様のものを海中へ投入したまま北向け航行しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年4 月2 0 日
発表: 午後7 時
 
〇中国海洋調査船「向陽紅20」の視認について(第2報)
 
1、19日午後6時41分頃から19日午後7時7分頃までの間、中国海洋調査船「向陽紅20」からワイヤー様のものが海中へ延びているのを監視中の当庁巡視船が確認したことから、「ここは、日本の排他的経済水域である。我が国の事前の許可又は同意のない調査活動は認めらない。調査の中止を求める。」旨の中止要求を実施しました。
 
2、 20日午前6時10分頃、大正島の北北東約156キロメートルの我が国排他的経済水域内において、南西向け航行中の同調査船からワイヤー様のものが海中へ延びているのを監視中の当庁巡視船が確認したことから、中止要求を実施しました。
 
3、 20日午前9時現在、同調査船は、大正島の北北東約151キロメートルの我が国排他的経済水域内において、ワイヤー様のものを海中へ投入したまま北東向け航行しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年4 月2 0 日
発表: 午前1 1 時25分
 
〇中国海洋調査船「向陽紅20」の視認について(第1報)
 
 4月19日午後零時1分頃、大正島の北北東152キロメートルの我が国排他的経済水域
内において、南西向け航行中の中国海洋調査船「向陽紅20」からワイヤー様の
ものが海中へ延びているのをしょう戒中の当庁航空機が確認したことから、「こ
こは、日本の排他的経済水域である。我が国の事前の許可又は同意のない調査活
動は認められない。調査の中止を求める」旨の中止要求を実施しました。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年4 月1 9 日
発表: 午後4 時20分