1月25日、領土問題に関するわが国初の常設展示場「領土・主権展示館」が開館しました。
場所は東京・日比谷公園の南側に建つ市政会館の地下一階です。
市政会館はとても由緒ある建築物で、創立者は東京市長を務めた、かの後藤新平翁です。
政治・行政の科学化のために自主独立の調査研究機関を設立すべし、という後藤の呼びかけに共鳴した稀代の銀行家・安田善次郎の巨額の寄付申し出を受け、大正11年財団設立、昭和4年に日比谷公会堂と共に竣工したという歴史的事業だったのです。
この度の領土・主権に関わる常設展示場の設置は、私が野党時代に自民党・領土に関する特命委員会を立ち上げ、様々な取り組みを模索する中で提案したものであり、安倍総裁となって戦った衆議院総選挙の自民党公約となって以来の悲願でもありました。
領土・主権問題は国家の成立基本三要素の一つであり、国の骨格をなすものです。
この問題をおろそかにする国は他国より信頼されません。国の基本問題解決に向け、歴史事実と国際法と正義を持って平和的手段で解決する、という断固たる信念と行動が求められると私は考え、活動してまいりました。
この問題をおろそかにする国は他国より信頼されません。国の基本問題解決に向け、歴史事実と国際法と正義を持って平和的手段で解決する、という断固たる信念と行動が求められると私は考え、活動してまいりました。
領土問題解決に向けた体制強化として私が提案したのは、
①領土担当大臣の新設
②領土問題担当推進組織の新設
③領土・主権・歴史に関する第三者調査研究機関の設置
④国内外への広報・情報発信機能の抜本強化
等であり、安倍内閣となって一つづつ取り組みそれぞれ実現に至っております。
この常設展示場も、提案したのは自民党が野党時代の8年程前からであり、これまで何度も予算委員会、外務委員会などで提案した末に満を持して実現したものです。
この常設展示場が領土・主権問題の歴史事実と現状を広く国内外に知らせる情報発信強化の場として機能することを強く期待しています。
竹島や尖閣諸島に関係した歴史的資料、文書、パネルがあり、映像資料も公開されています。
今後、順次英語や中国語、韓国語による資料も充実される予定です。
今後、順次英語や中国語、韓国語による資料も充実される予定です。
さらに、外務省事業として今年度より始まっております「領土・主権・歴史調査研究事業」の一環としてオープンした、虎ノ門にある
日本国際問題研究所の「領土・歴史センター」や、
日本国際問題研究所の「領土・歴史センター」や、
島根県隠岐の島町の「久見・竹島歴史館」
との連動企画展示など、新たな拠点を核とした領土意識啓蒙活動を充実させられるよう、私も応援してまいります。
日比谷公園内という絶好の立地を活かし、全国から多くの方々が訪れてくれることに加え、修学旅行や国会見学に来た子供達や学生にも是非訪ねてほしいと願っています。