小泉第2次改造内閣発足に伴い各省庁の副大臣・政務官の交代人事も行われ、昨年10月の就任以来、ロシア原潜解体事業、イラク現地調査、アフガン復興支
援、パリⅡ会議、ASEM外相会議等々、世界各国を駆けずり回り「26人いる政務官の中で最も忙しい」と言われた新藤代議士も、外務大臣政務官を退任する
こととなった。9月26日には、外務省講堂にて幹部職員を集め新旧交代式が執り行われ、新藤代議士も、後任の田中和徳政務官に事務引継ぎを行ったあと、式
典に出席した。
講堂いっぱいに集まった職員の皆さんを前に、新藤代議士は、「少し寂しい思いもしますが、1年間楽しい仕事をさせてもらったという感謝の気持ちでいっぱい
です。私が就任して最も力を注いたことは、外務省が一丸となり、力強いひとつのチームを形成するということ。それが徐々に身を結び、省内でイラク緊急対策
本部を立ち上げ連日対策会議を行っていた中、「閣僚チームと職員がこれだけ一体となったのは初めてだ」という言葉をもらったのが、私が最も嬉しかったこと
です。皆さんにはこれからも、高い使命感と不屈の闘志を持って、しっかりとした外交をおこなってもらいたい」とエールを送った。
また、式典では、留任した川口大臣が「茂木・矢野両副大臣、新藤・土屋・日出各政務官と、いいチームワークで仕事をさせてもらった」。竹内事務次官が「新
藤政務官は、着任早々より非常に情熱を持ってことにあたり、直ちに具体的なプランをたて私たちを指導していただいた」と挨拶した。
花束を贈られた新藤政務官は、最後に玄関先にて慣れ親しんだ職員の皆さんから見送られ、外務省を後にした。