紛争後の平和構築を新たな外交課題として掲げている新藤政務官は、昨年12月にアフガニスタンを訪問し善隣友好会議に出席、今年2月に訪日したカルザイ大統領とも会談するなど、アフガニスタンの復興に精力的に取り組んでいる。
今回は、アフガニスタンからアジア・太平洋最高裁判所会議のために訪日したシンワリ最高裁長官が新藤政務官を表敬訪問、司法分野も含む日本からの支援に感
謝の念を示した。新藤政務官は、日本がDDR(軍閥の動員・武装解除、社会復帰)をリードするとともに、憲法制定のために様々な協力を行っていることに触
れつつ、アフガニスタンが真に安定する鍵である憲法の準備状況について意見交換を行った。シンワリ長官は、重ねて日本からの支援に感謝を示した上で、憲法
草案は既に完成しており、国民との対話等、必要な手続きを行っており、最終的にはボン合意で予定された本年12月までに憲法制定のためのロヤ・ジルガ(国
民大会議)を開催できると確信していると述べた。