2月26日(水)、第8回ODA総合戦略会議が外務省飯倉公館において開催され、同会議委員を務める新藤外務大臣政務官が出席した。
ODA総合戦略会議は、昨年3月に外務大臣に提出された「第2次ODA改革懇談会」最終報告の提言を踏まえ、ODAへの国民参加を具体化し、ODAの透明
性を高めるとともに、国別援助計画の策定等を通じてODA調整官庁としての外務省の機能強化を図ることを目的に、開発専門家、国際機関経験者、NGO、経
済界、ジャーナリストなどのメンバーにより昨年6月に設置されたもの。
今回は、同会議委員(議長:川口順子外務大臣)の他、緒方貞子・人間の安全保障委員会共同議長が出席、活発な意見交換が行われ、引き続き政府開発援助大綱の見直しについての自由討議等が行われた。
なお、新藤代議士が緒方貞子氏と会うのは今回で2度目。1999年8月、新藤代議士は自民党コソボ難民支援対策の責任者として、当時国連難民高等弁務官を務めていた緒方氏と日本のコソボ支援について協議し、神戸大震災で使用され不要となった仮設住宅500戸を贈呈した。
緒方氏は、日本人初の国連難民高等弁務官(1999年?2000年)を務め、その難民問題への取り組みが国際的に高く評価されている。