11月14日(木)~17日(日)、新藤外務大臣政務官は政治レベルの外務省高官としては初めてウラジオストクを訪問した。
今回の訪問の主目的は、現在凍結されている日本の対露非核化協力の一環である、退役原潜解体の現場の状況を把握することにより、非核化協力委員会の今後のあり方を考える上での参考とすることにあった。
15日には、ウラジオストク近郊にて退役原子力潜水艦解体を実施しているズベズダ造船所、及び、同造船所で処理された密閉原子炉区画等を海上にて一時貯蔵しているラズボイニク湾を訪問した。
16日には、フョードロフ太平洋艦隊司令官及びベデルニコフ沿海地方副知事と会談し、非核化事業を始めとする各種の日露間の協力関係に関する意見交換を行った。
また、新藤政務官は、沿海地方において経済・文化面で日露交流の重要な拠点となっている日本センターを訪問し、活動の概要を現場にて把握すると共に、同センター出身者を中心とする、日本文化同好会の会員と、日露交流のあり方について懇談を行った。更に、同日には、現地プレス等との記者会見を行った。
17日には、日本人抑留者墓地へ墓参した。