6月6日、新藤大臣政務官は、川口市立十二月田(しわすだ)中学校において、宇宙開発事業団(NASDA)及び通信・放送機構(TAO)が企画した、学校インターネットを通じた宇宙授業に参加した。
今回行われた授業は、東京・浜松町にあるNASDAを中心に、十二月田中学を始めとする全国約600の学校と、アメリカ・ヒューストンのNASA、そして地球軌道上を周回中の国際宇宙ステーションをインターネットでつないで行われた日本初の試み。インターネットが地域を越え、国を越え、宇宙に拡がることが子供たちにライブで示された。
各地の様子は、デジタルビデオカメラを使用して紹介され、司会はNASDAにいる毛利 衛宇宙飛行士。午後6時頃、日本上空付近に飛来した国際宇宙ステーション内の3人の宇宙飛行士たちと交信を行った後、ヒューストンの野口聡一宇宙飛行士とも受信を行い、十二月田中の生徒らが質疑を行った。
川口市立十二月田中学校は、全国に600校以上ある学校インターネットを有する学校の中で、日本の中学校の代表校に選ばれていたもの。
新藤政務官は日本初の宇宙授業に臨み、学校インターネットを通じ全国の子供たちに政府を代表して挨拶を行い、「インターネットが暮らしを変え、国の在り方を変えることになる。小泉総理は3年間で日本に超高速インターネットを導入する。これを機会に、皆さんがインターネットにより興味を持って欲しい」と熱く語った後、十二月田中の生徒らと授業を楽しんだ。