週刊新藤 第312号WEB版〈平和を願い戦没者を慰霊顕彰する国会議員の会(平和靖國議連)を開催しました。〉です。ぜひご覧になってください。

 8月8日、「平和を願い戦没者を慰霊顕彰する国会議員の会(平和靖国議連)」を開催しました。


 当日は政府が実施する戦没者の慰霊・追悼や遺骨収容帰還事業など、戦後80年関連施策、及び、新年度予算の概算要求について、厚生労働省より説明を受けました。関連資料をぜひご覧になってください。
〇令和7年度予算、戦後80年関連施策及び慰霊碑等について(厚労省)

 私は約一年前、当時の武見敬三厚労大臣より依頼を受け、大臣が諮問した有識者会議に加わり、戦後80年を迎え行うべき取り組みとして、いくつかの提案をいたしました。
 それを踏まえ実施されているのが、海外出張する閣僚等による海外激戦地15ヶ所にある「政府建立戦没者慰霊碑」への拝礼です。
 3月の硫黄島日米合同慰霊祭への石破総理、福岡厚労大臣、中谷防衛大臣の参加や、4月の石破総理による比島戦没者の碑訪問・献花、5月の福岡厚労大臣によるペリリュー島訪問・献花など、早速の取り組みが始まっています。


 私は2014年1月15日、総務大臣としてフィリピンを訪れた際、「カリラヤ日本人戦没者慰霊碑」を日本閣僚として初めて訪問・献花いたしました。
 フィリピンで戦没した日本人50万人余りの霊を慰めるため、1973年に日本政府によって建立された初の海外慰霊碑であり、除幕式には岸元総理大臣が出席、以降毎年慰霊団が訪れていますが、マニラから約110キロ、片道2時間の行程が必要であり、日本閣僚の訪問はそれまでありませんでした。
 異国で斃れた英霊の追悼・顕彰は、総務大臣の直接の所管ではありませんが、閣僚としての責務と考え日程を組みました。
 静寂に包まれた南国の慰霊碑に額ずき、私は日本政府を代表し、閣僚訪問までに時間がかかったことを詫びつつ、心を込めてお詣りさせていただきました。


 しかしながら、閣僚によるカリラヤ慰霊碑訪問は、私の訪問以降、本年まで実現しておりません。
 閣僚の海外出張は、所管業務にかかる交渉や会議出席であり、そもそもタイトな日程の中、大臣が日本人慰霊碑を訪問することは現実的でないことはこれまでの結果が証明しています。であるからこそ、私は戦後80年の節目に、改めて日本の閣僚が現地で英霊を追悼顕彰することを内閣の方針として打ち出すべきと考え、提案したのです。
 結果、本年4月30日、フィリピンを訪問中の石破総理が、日本の総理として初めて「カリラヤ・比島戦没者の碑」を訪問し、献花されました。
 今回の議連においては、私からこうした取り組みを高く評価すると共に、今後もさらに閣僚による海外激戦地の日本人戦没者慰霊碑の拝礼が進むよう、議連として政府に強く働きかけることを決定しました。
 もう一つ大きな提案が、海外・国内民間建立慰霊碑の実態調査です。
これまでの厚労省調査により把握できている慰霊碑は、国内16,235基、海外712基あります。
 80年を機に、改めてすべての慰霊碑の状況を確認し、新たにGPS による位置情報取得や、慰霊碑の碑文内容など周辺情報記録の精査を、3年計画で整備しようとするものであり、今年度から予算化されています。
 私からは、現存する慰霊碑の管理状況を把握すると共に、調査結果を整理した上で、新たなデータベースを構築し、インターネット等による情報公開が出来るよう、早急に検討するよう強く要請いたしました。
 厚労省資料をご覧いただければ、政府による戦後80年関連事業はさまざま実施されていることがおわかりいただけると思います。
 かつて、国のため、愛する郷土や大切なものを守るために懸命に働いた英霊に報いるためにも、戦没者への追悼顕彰は決して風化させてはならず、国民の皆さまにさらに広く理解を深めていかなければならないと考えています。
 私たち平和靖国議連は、靖国神社や千鳥ヶ淵戦没者墓苑での英霊追悼を実践することと併せ、政府施策の支援と国民理解の推進を目的に設立いたしました。
 終戦80年を迎え、改めて戦後の日本の原点を見つめ、平和を守り豊かな社会をつくる政治の使命を心に留め、精魂を込め働いてまいります。