週刊新藤 第295号WEB版《年末年始号》<2023年、新たな年の始まりに。国難を突破し、安全で元気な社会を創り出す!>です。ぜひご覧になってください。

 

明けましておめでとうございます。あなた様には新年をつつがなくお迎えのことと存じます。
週刊新藤第295号WEB版《年末年始号》を発行しました。
 『2023年、新たな年の始まりに。』
・国難を突破し、安全で元気な社会を創り出す!
・令和5年卯(う)は、「夜明けを迎える」年。
と題し、本年の抱負を書かせていただきました。
是非ご覧になってください。

 皆さまには穏やかにお過ごしのことと存じます。日頃よりお世話になっておりますことに心より御礼申し上げます。
 本年の干支は何を示しているのか、毎年教えていただいている青木氷川神社の鈴木邦房宮司さんに話を伺いました。
 『卯』は時刻でいえば午前六時頃で、辺りは夜明けと共に少しずつ明るくなり始めます。今年はまさにコロナ禍に一定の認識が得られ、対策を講じる事が出来るようになる年であり、まさに夜明けを迎える状況となりそうです。「兎」は元気に飛び跳ねる「飛躍の年」になぞらえ、『卯』は「扉(とびら)」の象形文字と言われております。国内外を取りまく厳しい諸情勢にあって、
私たちは身をすぼめることなく、各々が明るく元気に、国難という扉を突破する気概を持って行動する年にしてはいかがでしょうか。

▶世界の変化に対応した社会・経済活動の構造的改革の断行◀
 昨年は、新型コロナウイルス感染症の発生から3年近くが経ち、「ウィズコロナ」の下、注意深く社会経済活動の正常化をすすめてまいりました。
 一方、ロシアによるウクライナ侵略による世界的な物価高騰や円安の進行、北朝鮮による相次ぐミサイルの発射や台湾問題等を巡る米中関係の緊張といった、経済や安全保障をめぐる国際情勢はかつてないほど緊迫を深めています。
気候変動問題を含め、世界はものすごいスピードで変化しており、日本はこの大きな流れに対応するための社会・経済活動の構造的改革を、速やかに断行しなくてはなりません。
 年末に策定・成立させた物価高から国民生活と事業活動を守る総合経済対策と、令和4年度第2次補正予算を速やかに実行に移すと共に、通常国会での令和5年度予算案の成立に全力を尽くします。主な考え方を以下に記します。

▶物価高騰を克服し、日本経済を力強い成長軌道に乗せていく◀
 様々な社会課題を解決し、成長のエンジンへ転換させるためのスタートアップ支援、2050 年カーボンニュートラルを見据えたGX・社会全体のデジタル変革を目指すDX の推進、成長分野に対する官民の大胆な投資により、成長の原動力となるイノベーションを生み出したいと考えています。円安のメリットを活かした企業の国内回帰やインバウンドの回復、輸出拡大といった攻めの取組み、経済安全保障の推進に取り組みます。

▶人にやさしい、安心して暮らせる社会の実現◀
 新型コロナの感染拡大を防止しながら、社会経済活動との両立を図り、さらにその先の活動拡大も視野に入れ万全を期したいと考えています。新設する「こども家庭庁」を中心に少子化対策の充実を図ります。
 少子高齢化、過疎化が進む地方の活性化は、日本経済の再生の喫緊の課題です。デジタル技術を活用し「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」の実現を目指す「デジタル田園都市国家構想」の取組みを加速化させます。

▶国の安全、国民の命と暮らしを守り抜く◀
 激甚化する自然災害に対処する防災・減災、国土強靭化をさらに強力に進めます。
 国際情勢に毅然と対応する外交により、国民と国益を守ることは国家の責務です。本年のG7 広島サミットの開催、国連安全保障理事会の非常任理事国を務める日本として積極的な外交を展開いたします。
 厳しい安全保障環境に対応するため新たに定めた国家安全保障戦略等に基づき、国防予算を対GDP 比2%以上を目標に拡充し、必要な抑止力を整備することで国と国民を守り抜きます。

▶地域のため、国のため、国民の皆さまのため、自らの役割を果たします◀
 現在私は、国会では裁判官訴追委員長、憲法審査会・与党筆頭幹事を務め、自民党の政調会長代行としてすべての法案審査や政策調整に携わっております。
その上で、デジタル田園都市国家構想推進委員長、宇宙・海洋開発特別委員長、G 空間(地理空間情報)社会実装委員長、コロナ対策本部長代理、税制調査会副会長、医療DX、教育DX、外交、領土、安全保障土地委員会、経済安全保障PTなど、多岐にわたる分野の政策に深くかかわっております。
 超党派である領土議連会長、鋳物産業振興議員連盟など議員連盟の活動に加え、政策勉強会である平成研究会(茂木派)事務総長を務め、毎日たくさんの来客やレク、打ち合わせなど、目の回るような慌ただしさの中で活動させていただいております。

▶国の重要政策について、マスコミ、メディアでの発信を続けます◀
 TV番組への出演、報道各社からの取材、全国各地からの要請による講演の機会も数多くあり、頂戴する全国からのたくさんの温かいご意見や激励のメッセージを励みとさせていただいております。その模様は、私のフェイスブックやツイッター等SNS でその都度公開しておりますので、ぜひご覧になってください。

▶我が街・川口のさらなる発展のために◀
 国策の最適実践地と位置付ける私たちの街・川口では、国と連携する大きなプロジェクトが進んでいます。
 京浜東北線「川口駅の中距離電車の停車」については、今年度に川口市からJR に調査委託が行われ、駅整備の具体的な検討が行われています。
昨年12 月には、奥ノ木川口市長、立石・永瀬両県議、宇田川団長を始めとする自民党川口市議会議員の同志とともにJR 東日本・本社に出かけ、川口市側の実現に向けた強い想いを伝え、JRの最終決断を要請してきました。
 NHKと川口市で進めてきた上青木SKIP シティでの「NHK施設」建設事業は、渋谷放送センターより移転されるスタジオが6 室に増え、NHK のドラマ制作は川口施設に集約されることになりました。いよいよ新年度から工事が着工されます。
 皆さまに築いていただいた、国・県・市の太い絆を活かし、さらに力強いまちづくりが進捗するよう取り組みます。

▶憲法改正の実現に向け、議論を深める◀
 憲法は「あるべき国の形を示す」国家の基本法です。基本原則は維持しつつも、時代や社会の変化に応じたアップデートが必要です。私は衆議院憲法審査会の与党筆頭幹事として厳しい与野党折衝に当たり、会期中の定例日にほぼ毎週憲法審査会を開催することが出来ました。議員の任期延長問題など緊急事態条項に関しては具体的な議論が進んでおります。
 今後も憲法審査会を安定的に開催し、安全保障など憲法改正にかかる本体論議をていねいに進め、CM 規制など国民投票法についての議論も進めます。併せて、自民党の憲法改正実現本部事務総長として、国民対話集会や講演会など、全国各地での取り組みをさらに積極的に展開し、早期の憲法改正実現に向けた活動を強化します。
 私は岸田政権を支える一員として、「新しい国民生活」「あるべき国のかたち」を国民の皆さまに示し、希望の持てる将来の展望が描けるよう本年も全力で取り組んでまいる所存です。
 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。