8月19日、最近相次いで発生した韓国による竹島への不法活動について、自民党領土特別委員会と外交部会合同会議を開催しました。
8月6日から開始された韓国海洋水産部による竹島のリアルタイム映像配信、15日に実施された慶尚北道が企画した竹島上空遊覧イベント、そして同じく15日に発生した国会議員による2年ぶりとなる竹島上陸は、わが国固有の領土・竹島に対する許せない不法な挑発行為であり、激しい怒りを持って外務省からの報告を受けました。
出席議員からは、こうした韓国側の竹島に対する無遠慮な行動が、どれだけ日本の怒りを買うことになるか、日本政府は韓国に対し単なる抗議に終わらせず、具体的な行動を検討すべき、との厳しい意見が続出しました。
折りしも先月26日には、北方領土の択捉島にロシアの首相が2年ぶりに上陸したばかりであり、こうした領土・主権問題に関する周辺国の問題・挑発行動は連鎖・拡大する可能性があります。
かつて2010年から12年の民主党政権時代、ロシアの大統領が北方領土に初めて上陸したことをきっかけに、韓国の閣僚の竹島上陸やヘリポートの不法改修、竹島への定期旅客船の運行開始が続き、そうした状況の中で発生したのが、中国漁船による尖閣諸島沖合での海保巡視船への激突事案だったのです。
私は、委員長として政府に対し、こうした過去の事例を忘れることなく、一つ一つの事案の構造的問題を分析し、有効な対処策と再発防止の具体策を練る必要があることを指摘し、韓国政府に対し抗議にとどまらない行動を強く促しました。
3つの事案に関する資料を是非ご覧になってください。
◯韓国国会議員による竹島上陸、韓国政府による竹島のリアルタイム映像公開、竹島上空における遊覧飛行行事(外務省)
◯竹島に関する啓発の取組(内閣官房)