週刊新藤 第288号WEB版《年末年始号》<2021年、新たな年の始まりに。国民の命と健康、暮らしを守り抜く!>です。ぜひご覧になってください。

 

あなた様には新年をつつがなくお迎えのことと存じます。
週刊新藤第288号WEB版《年末年始号》を発行しました。
「2021年、新たな年の始まりに。」
・国民の命と健康、暮らしを守り抜く!
・令和3年 丑(うし)は「支え合う」年。
と題し、本年の抱負を書かせていただきました。
是非ご覧になってください。

皆さまには穏やかにお過ごしのことと存じます。日頃よりお世話になっておりますことに心より御礼申し上げます。
 本年の干支は何を示しているのか、毎年教えていただいている青木氷川神社の鈴木邦房宮司さんに話を伺いました。
二番目の干支となる今年の「丑(うし)」。「丑」に糸偏を付けると「紐」になります。これは「根」のことであり、土の中の栄養を吸収し、幹に力を与える「支える力」を表します。
 社会に当てはめてみれば「根」の存在は、目立たなくても地道に努力して世の役に立っている人であり、やがて多くの人から「感謝」を受けることがあります。
 コロナによりかつてない厳しい社会情勢にある本年だからこそ、特に「支え合う」という精神を常に意識しながら、少しでも良い年にできるよう、皆で努力してまいりたいと存じます。


▶感染拡大防止と社会経済活動の両立を図る◀
 昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、我が国のみならず世界中の人々が尊い命や健康を奪われ、日々の生活、経済・産業に深刻な打撃と不安をもたらしました。
 誰もが予期していなかった厳しい時代を乗り越え「感染拡大防止と社会経済活動の両立」を図るために、まずは国民の命と健康を最優先とした政策が必要です。
 第3波となって猛威をふるっている新型コロナ感染拡大を抑制する検査・診療体制の充実をさらに急ぎます。できるだけ早期に全国民が無償接種できるワクチンの提供を可能とする法律は整備済であり、調達予算は第3次補正予算案に計上し、ワクチンの完成・承認を待つばかりとなっています。
 雇用の維持と人々の暮らしの安心を確保するために、雇用調整助成金や緊急小口資金貸し出しなどの生活支援を継続しながら、持続化給付金、無利子無担保融資など経営支援の特例措置を拡充し、何としても生活と産業を守り抜き、経済を立て直すための努力を懸命に続けてまいります。
 ポストコロナ、ウイズコロナの時代に経済を維持するためには、「新しい生活様式」を確立し、デフレ脱却と経済再生を実現するための総合的な成長戦略を打ち立てなくてはなりません。新たな成長戦略の柱として、①国民に便利と安心、生産性向上をもたらす「DX(デジタルトランスフォーメーション)」、②経済と環境の好循環をもたらす「脱炭素(グリーン)社会」、③日本全国のそれぞれの地域に経済活性と定住化をもたらす「地方創生」、④そして国民の命を守りくらしの安心をもたらす「防災・減災、国土強靭化」を打ち立てております。次の国会では、大規模な経済対策と共に第3次補正予算、新年度当初予算と関連税制を提案し、効果を最大限発揮できるよう切れ目のない政策実行を図ります。


▶政調会長代理、憲法審査会与党筆頭幹事など重要な責任を担う◀
 私は現在、政調会長代理を引き続き拝命するとともに、憲法改正推進本部事務総長、経済成長戦略本部座長代理、マイナンバーPT座長、ギガスクール・タスクフォース座長、領土に関する特別委員長、G空間社会実装委員長、安全保障と土地法制特別委員長など、自民党の重要な政策立案の実務責任者となり、毎日目の回るようなあわただしさの中で活動しております。
 また衆議院の憲法審査会・与党筆頭幹事として自民党立党の原点である「日本国憲法の改正」実現のため、憲法改正の本体論議の活性化と、手続きである国民投票法の改正が円滑に進展するよう、野党の皆さんとの厳しい交渉に全力を傾注しております。
 さらに、裁判官を弾劾するにあたり、いわば検察官役として裁判官の罷免の訴追を行う国家機関「裁判官訴追委員会」の委員長に就任し、議事非公開の重要な職務を遂行しております。

▶「東京都の人口が流出超過。地方への人の流れが。」◀
 コロナ禍においては嫌なニュースばかりが目につきますが、時には良いことが起きる兆候もあります。
 総務省による昨年4~10月の「都道府県別の転入・転出状況調査」では、一極集中が問題となる東京都の人口が、初めて転出超過となりました。転入超過となった全国16自治体のうち、1位は私たち埼玉県で、新型コロナウイルス感染拡大に伴うリモートワークの浸透や、感染リスクを背景に安心して住める地域への移住が進み、今後、地方への人の流れが加速する可能性が見えてきました。


▶「わがまち・川口のさらなる飛躍のきっかけに。」◀
 人口減少化の日本で、川口は人口が増え続け、昨年末の「本当に住みやすい街大賞2021」で川口市が2年連続で1位に輝いたことは、市民としてとても誇らしい気持ちです。
 私は、産業が集積し市民活動がとても盛んな川口市は、国が進める新施策の実践地として最適と考えており、同志である市長や県議・市議の皆さんと連携し、様々な国策を川口で展開しております。
 「中距離電車の川口駅停車」については、JRと一昨年の基本的合意を経て技術的検討が始まるとともに、昨年末のJRへの要請により、市、JR本社、有識者による川口駅全体の活性化を図る勉強会の設置が決まりました。


 「SKIPシティへのNHK渋谷本局からのスタジオ移転」についてもオリンピック後の建設に向け着々と準備が進んでおります。
 そのSKIPとSR鳩ケ谷駅間で実証実験中の、国庫補助金を活用した「無人・自動運転バス」は、2月に市民が乗車体験できる実証走行が行われます。
 このほか川口を舞台に、国が進めるこどもたちのコンピューター教育や新しい働き方の試み、マイナンバーカードを活用したキャシュレス決済の推進などが展開されており、個性と魅力を持った自立都市として、全国のモデルになるよう精いっぱい取り組んでまいります。
 「コロナ」感染症拡大により、社会変革のスピードをさらに早めなければなりません。困難な時代を乗り越えていくために、知恵と勇気を持って、細心の注意を払い大胆な改革を進めていく覚悟です。
 「丑年」にちなみ、私も地に根を張りながら、皆さんのお力を借り、支えあいの精神で精進してまいります。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。