沖ノ鳥島周辺EEZ内の中国海洋調査船による違法な活動は、ひとまず終了したようです。海保広報(第10報)をお届けします。
この度の中国による調査は平成23年以降の最長を更新した許せない蛮行です。
こうした調査に対する対処、調査目的、今後の対応などを確認するため、週明け21日に自民党・領土特別委員会と外交関係部会による合同部会を開催します。
調査開始直後の報道以降ほとんど出なくなってしまった報道記事が、昨日今日あたりから再度掲載されるようになっておりました。国民の怒りの声が大きくなったことも影響していると思われます。
海保広報の拡散にご協力いただきました多くの方々に感謝申し上げます。
毎年、海が安定する秋までの時期には再び同様の違法行為が行われる可能性があります。
中国の行為は確信犯的行動であり、我が国の主権を侵す試みは一つとして見逃してはなりません。
引き続きのご協力をよろしくお願いします。
◎中国海洋調査船「大洋号」の視認について(第10報)
1 中国海洋調査船「大洋号」の昨日( 1 7 日)午後 2 時以降の動静は、 本日午前 11時頃、沖ノ鳥島の南約 270 キロメートルの我が国排他的経済水域内において、昨日 17 日)午前 9 時 20 分頃 、 船尾か ら海中に投入した観測機器様のものを揚収しました。
同調査船が観測機器様の ものを 揚収するまでの間、当庁巡視船から 「我が国の排他的経済水域において、我が国の事前の同意のない調査活動は認められ ない。調査の中止を求める。」旨の 中止要求を無線及び電光掲示版(停船命令等表示装置)により実施しました。
2 その後、同調査船は 同位置から 南西 方向 に 航行 し 、 本日午後 5 時 41 分頃、沖ノ鳥島南南 西 約 370 キロメートルにおいて、 我が国排他的経済水域 を出域しました。
3 以後、同調査船の動静に特異動向を認めなければ、本報をもって最終報といたします。
令和2年7月18日
午後6時45分発表
第三管区海上保安本部
※写真は #第三管区海上保安本部 提供
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