【動画】自民党「G空間情報活用推進特別委員会」(2015年4月24日)

4月24日、自民党「G空間情報活用推進特別委員会」を開催しました。
資料と当日の模様を動画で掲載しましたので、よろしければ是非ご覧ください。

【議 題】
① G空間プロジェクトとは?
 〔資料:地理空間情報活用推進会議事務局

② 準天頂衛星システムについて
 〔資料:宇宙戦略室(1)宇宙戦略室(2)

③ G空間利活用事例等について
 〔資料:東京大学・空間情報科学研究センター柴崎亮介教授

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4月24日(金)党本部で私が委員長を務める「G空間情報活用推進特別委員会」を開催し、議員勉強会を開催しました。

「G空間情報」とは「空間上の特定の位置を示す情報(当該情報に係る時点に関する情報を含む)と、これに関連づけられた情報」のことです。全ての電子情報に位置と時刻の情報を付与して管理するといってもよいでしょう。
そうすることにより、全てのG空間情報は電子地図上で一体的に処理して視覚的な表現や高度な分析等を行うことが可能になります。その利活用はあらゆる地図・地形図、市町村管理の固定資産台帳など全ての台帳情報、統計、道路・店舗等の施設に関する情報、人や物の位置・移動・誘導などあらゆる事物の管理に有効なのです。このシステムを地理情報システム(GIS)といいます。

「位置」と「時刻」の情報は、最低4機のGPS衛星からの信号を同時に受信・解析することによって得られます。今世界のインターネットの接続は米国GPSの発信する時刻情報に同期して行われます。EU、ロシア、中国なども20~30機の体制で運用しようとしています。日本の測位衛星は「8の字の軌道」を回る「準天頂衛星・みちびき」が1機稼働しており2018年度に4機、2023年度には7機体制になります。
7機あれば、米国GPSが使えないときも自立・自律的運用が可能なために国民生活に混乱を来すことなくやっていけるからです。

準天頂衛星とGISシステム、そしてビッグデータ解析などのICT技術の協働によって測位精度が向上するとトラクターが自動走行して農作業をやれるようになるなど、このG空間情報の活用範囲は無限に広がります。

私はこのG空間情報プロジェクトの発足当初から、その国家社会の基盤としての重要性と将来への可能性を確信して取り組んでいます。