平成26年6月12日、総務大臣室の8Kモニターを使い、東大の千葉教授グループが行った8Kカメラによる豚の内視鏡手術の説明を受けました。
8K映像は驚くほど鮮明で、現在のハイビジョン(2K)では確認できなかった細かい血管や神経、手術に用いる極細の糸などがハッキリ見える事から、
テレビが顕微鏡になり医療現場で拡大鏡が不要になります。
その上、患部以外の場所も含め広範囲を鮮明に見られるので、手術スペースが広くなり、手術の安全性向上にも貢献します。
また、画質劣化が少ないため、遠隔医療や医療教育にも活用可能となるなど、8Kにより、医療技術が大きく進歩すると期待されます。
なお、内視鏡に使用する8K対応レンズは、今のところ世界中で文京区にある中小企業だけが製造できるということでした。日本の中小企業の職人芸といえる
技術と最先端の映像技術の組合せにより、新しい挑戦が行われていることに心を躍らせました。ぜひ、動画報告をご覧になってください。
8K映像を用いた内視鏡手術の仕組みと効用について説明を受ける様子
動物を用いた内視鏡手術の実験映像(動画)を視聴しながら説明を受ける様子
【動画】医療8K映像の視聴
※豚に対する手術(動物実験手術)の映像(内臓等)が含まれています。