週刊新藤第209号 オープン・タウンミーティング報告~「政治は街から」の精神に則って~

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「新藤義孝オープン・タウンミーティング」第一回を開催しました。当日の模様は、私のHPで動画公開しております。ぜひ、ご覧になってください。
次回は11月11日(木)夜 7 時から川口駅前キュポ・ラ 4 階です。


◆ 第一回タウンミーティング開催

 10月14日、第一回「新藤義孝オープンタウンミーティング」が開催されました。
 組織的な動員は行わず、ポスターや駅頭でのチラシなどで告知しました。何人来てくれるのか心配しましたが、当日は100名を超える多くの方にお集まりいただきました。
 また、インターネットの生中継もJ?NSCの仲間がやってくれました。参加いただいた方、ネットで見てくれた方、手伝ってくれた仲間や心配してくれた方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
 会は私の基調挨拶の後、24人もの方からご質問をいただきました。
 湘南・新宿ラインの川口駅停車や地下鉄南北線に関する話題、聴覚障害の基準、中国や竹島など外交関係、景気対策、マスコミ報道への疑問、小沢問題から自民党改革、国家の将来など、実に幅広い多岐にわたる内容でした。
 時間の都合で全てお答えできなかったことを申し訳なく思っておりますが、それらも含め、懇談の模様をご報告します。


◆ 景気対策・中小企業対策について

◎「景気対策と公共事業について」考え方を問われました。
 私は公共事業について、経済の需給ギャップを埋めるために、今こそ必要だと思っています。従来型ではなく、地域産業に直接刺激を与えられる工夫をしては、とも考えます。
 例えば、学校耐震化と共に全国の小・中学校にエアコンを入れたらどうでしょうか?
 現在の教室の設置率はなんと一割です。教室にエアコンを入れれば、子供たちは喜ぶし、まちの電気屋さんに仕事が出ます。学校耐震化工事も仕事をやるのは、まちの建設屋さんです。
 こういった実需を刺激して身近な所にお金が落ちる仕組みをつくれば地域経済が活性化するし、公共事業のイメージも変わるのではないでしょうか。
◎「中小企業では人を雇おうとしても、雇いたいと思うような人が来ない。人材のミスマッチを解消するには。」という質問がありました。
 自民党の参院選マニフェストでは、中小企業に特化した人材マッチング事業を提唱しています。地域の中小企業が「人材育成研究会」のような機関を創設し、人材育成の専門家が行政や教育機関と連携のとれる仕組みを作ることを提案しています。日本の中小企業の技術を将来につないでいくためにも、産官学が連携して人材確保に取り組める体制をつくってまいります。


◆ 選挙・政局について

◎選挙や政局について、「自民党と民主党の中堅・若手による新党の可能性は。」「現在の小選挙区比例代表並立制は民意を反映しない制度ではないか。」などの質問が出ました。
 政界再編は私の最大の願いです。民主党議員から、旧来型の金権強権政治=小沢型の人と、左翼的思想をもった社会主義系=菅・仙谷型の人を取り除いたと想像してください。
 自民党議員も同様に考えや政治手法の違う議員を選別します。
 そして私のようにどちらにも属さずにいる議員達によって政界再編をやりたい、と私は考えているのです。
 また小選挙区制は死票が多く生まれ、一議席を争う苛烈な戦いは日本人のメンタリティに合わないという意見には同感します。
 しかし、小選挙区制度は10年近くの議論を経て導入されたものであり、まだ 5 回の選挙しか行われていません。弊害を少なくしながら、制度とうまく付き合っていくことが必要だと思います。


◆ 中国との付き合い方について

◎尖閣問題が注目される中、芝園団地の中国人問題や外国人参政権に絡めて、中国についての質問も複数ありました。
 私は、中国人を含め日本に入ってくる外国人で定住を望む人は、帰化してもらうべきだと考えています。永住外国人への地方参政権付与には明確に反対であり、権利を求めるなら日本人になってもらうことです。
 一方で日本社会は世界にさらに門戸を開くべきで、文化や習慣の違う外国人にも住みやすい国、住みたい国になることは、日本の国際社会における信頼性の向上、経済の発展にとって非常に重要なことです。留学生が日本で就職しやすい仕組みを作るなど、対策を進めていくべきです。
 対中国外交に関しては、主張すべき所はこれまで以上に主張せねばなりません。尖閣問題で玉虫色の解決はありません。東シナ海ガス田開発問題では日本の権益確保のため、直ちに必要な措置をとるべきです。
 許せないことに現在の民主党政権は、中国に対して主張しないばかりか、外交上の関連情報を国民に全く公表していません。我が国の主権と国益を守ることに関しては、与・野党の立場にこだわらず徹底的に追求してまいります。


◆ その他のご質問について

◎「宮崎県が口蹄疫問題の復興資金として要望した約300億円に対し、政府の回答は約30億円。少なすぎる。」との意見がありました。
 初動の遅れと稚拙な対応により被害を拡大させた事は政府の責任です。地元経済の復興支援の政府責任を果たすよう国会で働きかけます。
◎「日本では動物の殺処分が他の先進国に比べてかなり多いが、これを抑えられないか。」
 私はこのことのために、自民党の参院選挙マニフェストに「動物愛護管理法の改正」を提案し採用されています。15才以下の子どもの数を超える2300万頭超のペット登録がある日本において、人間のパートナーとして動物と共生するという考え方が必要です。避妊・去勢措置支援やペット登録・管理システムの整備など殺処分を減らすための対策を働きかけていきます。


◆ 日本を元気に。そのための議論を

◎「日本の将来について、明るい話が聞きたい。」という要望があり、私はこのような話をしました。
 車のボンネットや飛行機の翼に使われるカーボン繊維は日本企業が世界の 7 割を占めている。宇宙から資源を探査・発見する衛星技術、海底無人探査技術、他国より何倍もエネルギー効率の良い技術や産業機械。CO2 の削減は日本の環境技術がなければ実現出来ないこと・・・。
 これら世界を引っ張っている日本の技術を提供し、世界に貢献するべきです。そして人々に喜ばれつつ、大きな経済的恩恵を受けることを目指にすべきと思います。我々の国はまだまだ成長できるのです。
 日本を元気にしたい。参加者の想いは一つだったと思います。
 タウンミーティングの今後の予定は、11月11日(木)と12月 7 日(火)、いずれも夜 7 時から川口駅東口駅前のキュポ・ラ 4 階で行います。
よろしければ是非お出かけください。お待ちしております。

 新 藤 義 孝