第18号 川口にドッグランの設置を!


私のホームページの「ご意見・ご要望」欄には様々なメールが届きます。先日いただいたメールにとても良い提案がございましたので、今号でご紹介させていただきたいと存じます。それは、川口に「ドッグラン」をつくっては...というものでした。


欧米ではすでに一般的になったドッグラン(アメリカの公園の風景)

「ドッグラン」という言葉を初めて耳にする方もいるかと思いますので、その意味を簡単にご説明します。「ドッグラン」とは、飼い犬をリード(紐)から離し
て自由に運動させることができる専用の広場を指し、その多くは敷地をフェンスで囲い、犬専用の遊具や日除けなどの設備を備えている場合もあります。欧米で
はすでに一般的なものとなっています。


年、日本でも公設のドッグランの整備が始まり、例えば東京都では駒沢オリンピック公園や神代植物公園内にドッグランを試行的に設置、そして都民へのアン
ケート調査が行われました。その結果、ドッグランは社会的関心やニーズが高く、多くの利用が見込める施設であることが判明し、今後、公園の規模など一定の
条件が満たされた場合、他の公園でも順次拡大していく方針が決定されています。埼玉県内では、国営の武蔵丘陵森林公園内と上福岡市営の2箇所のドッグラン
が設置されていますが、その他大規模なものは聞いたことがなく、川口・鳩ヶ谷両市においては一ヶ所もない現状です。

昨年来、消費者金融のテレビCMなどによって小型犬ブームが起き、また犬などの小動物とのふれあいが、ストレス社会に生きる現代人の心を癒す効果があると
いう「アニマルセラピー(動物介在療法)」が大いに注目され、JKC(社団法人ジャパンケンネルクラブ)には、現在146犬種約57万匹が登録されていま
す。


後は、人間と犬など身近な小動物との共生が進み、私たちの新しいライフスタイルの一翼を担っていくことになるでしょう。そのような意味からも、人と犬、犬
と犬が気遣いなく遊べ、そして飼い主同士や飼い主と住民が愛犬を通じて親交を深めていくことができるドッグランの設置は、川口・鳩ヶ谷における新しい都市
型の生活スタイルを考える上で、とても有意義で魅力あることではないでしょうか?

この「ドッグラン」に関してひとつの団体が生まれています。メールをいただいた方はこの団体に所属されており、私に状況を知らせてくれたのです。団体の名
称は「DogSkip」といい、上青木にあるスキップシティ周辺に住む愛犬家を中心に結成されました。「DogSkip」は「スキップシティにある現在未
使用の空き地を利用して、ドッグランができないものか」という思いが一つになって、今年6月に生まれたボランティア団体です。「人と犬との良好な共存」を
目指し、会員同士や地域住民との親睦をはかりつつ、地域社会への貢献を目的として、結成以来、毎週日曜日の早朝7時半にスキップシティ周辺の清掃奉仕を
行っています。私も先日の日曜日、朝の集会に参加させていただきました。

今後は、愛犬と共に老人ホーム等への訪問や、街全体の防犯対策の一環として、「防犯パトロール中」といった文字の入ったタスキなどをつけて犬の散歩をす
る、「ワンワンパトロール」の実施。そして、所期の目的である公設ドッグラン設立を川口市に働きかける署名活動を展開していく予定です。


「DogSkip」の集会に参加(スキップシティにて)

私もこの趣旨に賛同し、早速入会させていただきました。今後は会の活動に大いに協力していきたいと思っています。また、私のホームページ上に、ドッグラン
の設立に向けての電子署名の欄を設けました。ぜひ皆さまのご理解を頂き、署名のご協力をお願いします。さらに「DogSkip」のHPアドレスを掲載しま
すので、併せてご覧いただければ幸いです。

私はこの『週刊新藤』において、より良質な文化に満ち溢れた新しい都市型のライフスタイルを提案して参りたいと願っています。現在の川口・鳩ヶ谷を見渡し
た時、まだまだ欲しいもの、足りないもの、そして必要なものがたくさんあります。このドッグラン設置もその一つだと思っています。

私はこれからも、この地域に住む一政治家として、皆さまと共に草の根の市民運動を力強く展開して参ります。

新 藤 義 孝

   DogSkipホームページ  http://dogskip.hp.infoseek.co.jp/