「竹島の日」島根出張(1)<隠岐の島町久見漁師会の皆さんとの意見交換会>(2017年02月21日)

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2月21日午後、まずは島根県松江市の島根県・竹島資料室で隠岐の島町久見漁師会の皆さんと意見交換会を催しました。

 

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今回お出でいただいたのは、昭和29年5月に日本が竹島漁猟復活のための試験漁のため、海上保安庁に守られながら竹島に渡った方のお子様方一族です。

 

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20数年前に亡くなったお父様から聞いた竹島の様子や、子供の頃に久見浜で竹島から採ってきたアシカと遊んだことなど、竹島を自分たちで使っていた頃の貴重なお話を伺うことができました。

 

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竹島にはワカメが3~4メートル程大きく育ち、男島と女島の間の入江は潮の干満の流れが早く、カンコ舟が流されないようにワカメをつかんで漁をしたのだそうです。

また、竹島で採れるアワビはバケツの底程大きく(25~30センチ!)たくさん取れたとのこと。最近までアワビの殻をとってあったが、実に惜しいことに誤って処分してしまったとのことでした。

 

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お一人の女性からは、現在昨年オープンした久見竹島資料館の管理人をしているが、全国から来てくれる人に喜んでもらえるようもっと資料を充実してほしい。
せっかく久見に来てくれた人のために、食べたり飲んだり出来るところが欲しい。
という良いご提案もいただきました。

 

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ほとんどの方とはこれまでに隠岐の島町を訪問した際に久見浜付近でお会いしている旧知の方で、和気あいあいと楽しい昔話に花が咲きました。


竹島問題は国家の基幹問題であるとともに、隠岐の島竹島漁に関わった方々の生活の場を取り戻す運動でもあります。

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国や政治が真正面から断固たる信念と覚悟を持って、国民のために取り組まなければならないことを改めて実感しました。

 

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