週刊新藤 第272号 WEB版〈「湘南・新宿ラインの川口駅停車」について、JR東日本と交渉しました。現在までのJR東日本との交渉状況を報告します。〉を発行しました。ぜひご覧ください。

 

「湘南・新宿ラインの川口駅停車」について、JR東日本と交渉しました。
現在までのJR東日本との交渉状況を報告します。

 

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11月10日、奥ノ木川口市長、自民党県議を代表して立石県議、自民党市議を代表として宇田川団長・吉田議長と共にJR東日本本社を訪れ、湘南・新宿ラインの川口駅停車に関し交渉いたしました。

JR側からは、常務取締役、担当する投資計画部長と運輸車両部次長が対応してくれました。

こうした要望活動で、本社役員・取締役が対応することは通常無く、JRが私たち川口市に対する特別の取り計らいを持って対応してくれていることには感謝しております。

 

JR川口駅は、平成27年度の一日当たりの乗降客数が約16万5千人で、大宮駅、浦和駅に次いで埼玉県内JR線で3番目に多い駅です。

川口市の人口は59万5,093人(平成28年10月)、指定都市を除く1,718市町村で全国3位となる大都市です。
人口30万人以上の都市で急行電車が停まらない単線の町は川口のみといわれており、快速湘南・新宿ラインを川口駅に停めることにより、通勤時の混雑緩和と運行の安定性、街の利便性が大幅に向上することになります。

 

これまでの交渉でJRからの回答は、
1.ホームの新設含め工事は可能。
2.快速電車としての速達性を損なうため、川口駅・赤羽駅と連続停車は難しい。
ということでした。

私は「物理的に可能であるものが、運行上の理由で実行出来な い。」ということであれば利用者の想いをJRに直接届けよう、と 市民の皆さまと共に署名運動(平成21年~)を始めたのです。

JRには、ホーム新設のための用地の提供、地元請願駅として工事費の負担は地元で調達する旨を提示しています。

所管する国土交通大臣には度々私が直接の要請を行い、国土交通省が15年に一度開催する「交通政策審議会」の答申においても、湘南・新宿ラインの川口駅ホーム新設が触れられております。
また、埼玉県知事からも国に対してホーム新設に係る正式の要望が出されています。

 

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JRとは折に触れて私が交渉を続けています。少なくとも年に一回は正式に川口市としての要望を行っています。
今回は残念ながら特別な進展は見られませんでしたが、「川口市側が熱心に継続して要望を続けていることに対し、JRとして極めて重く受け止めている。」との返答を得ております。

 

12月13日には、川口駅・西川口駅・蕨駅・南浦和駅のホームドアの新設が2020年度末までに行われることがJRより発表されました。県内二番手となる早期整備は、川口市とJRとの交渉の成果であると思います。

私はJRに対し、湘南・新宿ライン停車に関わる交渉は3つの観点で臨むと宣言しました。
1.街の悲願である。
2.あらゆる支援・対応を行う。
3.停まるまで交渉する。

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これからも皆さまと共に、粘り強く交渉を続けてまいります。
これまでの経緯や要望書等を公開しておりますので、ぜひご覧になってください。

 


<最近のJR東日本への要望活動状況>
平成21年 7月30日  新藤義孝・市議団が2万4000人の署名を持参し、JR東日本本社へ要望。
<最近の要望活動状況>
25年 4月 3日  県議及び市議団(自民・公明)が新藤総務大臣・太田国交大臣へ要望書提出
25年 6月27日  市議団(自民・公明)がJR東日本本社へ要望書提出
26年 9月30日  新藤義孝・市長がJR東日本本社で要望
27年 3月30日  JR東日本大宮支社長が市長を訪問し意見交換
27年 7月23日  JR東日本大宮支社長が市長を訪問し意見交換
27年11月 5日  自民党市議団が党本部でJR東日本執行役員に要望
27年11月27日  市長とJR東日本大宮支社長が意見交換
27年12月15日  市長が県知事へ協力を求める要望書提出
27年12月17日  県知事が石井国交大臣へ県鉄道整備に関する要望書提出
28年 2月12日  新藤義孝・西田参議・市長・県議・市議が石井国交大臣へ要望書提出
28年11月10日  新藤義孝・市長・県議・市議がJR東日本本社で要望


 

JR湘南新宿ライン川口駅停車の署名運動実施中です!
なお、今までの経緯や活動についてはこちらをご覧ください。