2月20日、竹島問題を考える『東京「竹島の日」大集会』が開催され、領土議連の会長として挨拶しました。(2019年02月20日)

 
 
 
20190220_img42月20日、竹島問題を考える「竹島の日」東京大集会が開催されました。第2回目の今回は、昨年の2倍となる200名を超える方々に参加いただき盛大に開催できました。
 
この会の企画については昨年「県土・竹島を守る会」の村田東京支部長から相談を受け、私がお手伝いさせていただいております。
 
竹島が日本固有の領土であることは日本人なら大体の方はご存知だと思いますが、何故固有と呼ぶのか、その歴史的、法的根拠は何か、ということはよほど興味のある方でないと知られていないのが実情です。何故なら学校教育の場できちんと教えていないからです。そもそも教える立場の教師の皆さんが知らない場合もあります。
 
竹島領有権問題は、日本が国家として絶対に譲れない基本問題です。韓国との間では主張が真逆となっており、日本は領土問題としていますが、韓国側は歴史問題にすり替えようとしています。
 
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韓国は昭和27年にサンフランシスコ平和条約により主権回復した日本の島である竹島を、昭和28年頃から漁民が居座り、その後に義勇守備隊、沿岸警備隊による武力占拠という流れで、以来60年以上にわたり日本の島を不法占拠しているのです。
 
日本は竹島において、江戸時代よりアシカやアワビ、ワカメ漁など漁労活動を行ってきており、明治に入り正式に領土編入の手続きをとりました。江戸幕府より漁の許可を得た証である葵の御紋や竹島の詳細な地図、数々の歴史資料が残っています。
 
一方で韓国側には、竹島を認識できる正しい地図は一枚もなく、古文書にある位置の違う別の島を竹島であると願望的主張を繰り返すだけです。そしてお決まりの、竹島は明治の日本帝国主義による大陸進出の最初の犠牲地だ、というお得意の歴史捏造を繰り広げているのです。
 
歴史事実と国際法上、日本の主張は200%正しいと私は確信しています。しかし韓国側が違う論拠を持っているなら話し合わなければなりません。ところがこれまで日韓両国間で竹島問題が正式な議題に上がったことは一度もないのです。
 
日本側からは幾度となく申し入れを行っておりますが、韓国は絶対に受け入れません。自分たちの主張に自信があるなら堂々と話し合いに応じれば良いのに、自分たちの主張に根拠がないことに気づいており、協議に入れないと考えているのでしょう。
 
しかし、私はあらゆる機会を捉え、韓国側に協議の場を設置することを働きかけています。
この話し合いの機運を高めるためには、両国国民世論の高まりが重要です。
 
韓国では子供の頃より誤った歴史教育が極めて熱心に実施されており、このため国民意識は誤ったまま統一されています。一方日本では教育指導要領に竹島問題が取り上げられておらず、残念ながら竹島領有権問題の理解と啓発は進んでいるとは言い難い状況が続いていました。これを是正するために約20年以上程前に結成したのが「日本の歴史教育を考える若手議員の会」です。
 
 
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会長は今は亡き中川昭一先生であり、若き安倍晋三さんが幹事長、古屋圭司さんや江藤晟一さんが役員に連なり、私も幹事を務めておりました。
 
話が横道にそれましたが、竹島問題が如何に国家形成の根幹となる歴史認識問題とつながっているのか、ご理解いただけると思います。
 
「竹島の日」東京大集会開催の目的は、竹島領有権問題の 本質的理解を深めるためのものであり、一人でも多くの方に詳しい歴史事実と領有根拠を知っていただく機会を作るためのものです。
 
私は領土議連の会長として挨拶すると共に、私たちが作成した「竹島領有に関する韓国側主張と、歴史事実と国際法に基づく正しい解釈」資料を配布し、韓国側主張の誤りを指摘しました。
沢山の来場者の皆さんと共に、来年はさらに今年の倍の規模にすることを誓いあって閉会となりました。
 
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