私が委員長を務める自民党・G空間社会実装委員会で、「G空間プロジェクトのトピックス第8号」を発行しました。(2018年12月27日)

 

私が委員長を務める自民党・G空間社会実装委員会から「G空間プロジェクトのトピックス第8号」を発行しました。

TVドラマ「下町ロケット」で帝国重工が打ち上げたヤタガラスと呼ばれている測位衛星は、準天頂衛星「みちびき」のことで、無人自動農耕トラクターの位置を特定し走行させているのは、日本が開発した高精度衛星測位システムなのです。
なんにしても話題になり関心を持ってもらえれば、これ程ありがたいことはありません。

 私がG空間プロジェクトと名付けたのは、準天頂衛星による高精度衛星測位システムと、地球上の座標を電子データ化したデジタル地図(GIS)を組み合わせ、新しい産業やサービスを生み出そうとする日本オリジナルの新しい取り組みなのです。

G空間プロジェクトでは、災害時の緊急避難、救援活動の高度化、自動走行・ドローン制御、無人トラクターなどICT農業・林業の実現などシンボルとなるいくつかの事業を社会実装させるべく、自民党に委員会を作り政府各省庁と連絡を取りながら20年ほど前から取り組んできました。
最新の情報を是非ご覧ください。

◎G空間プロジェクトのトピックス(第8号)

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我が国独自の測位衛星システムである準天頂衛星システム「みちびき」は、先月から4機体制のサービスが開始され、さらに、2019年ラグビーワールドカップ日本大会、2020年東京オリンピック・パラリンピック、2023年度の7機体制等に向けて、準天頂衛星システムを活用した種々のビジネス化が加速されていきます。

1. 自民党政務調査会の組織再編
 (1) 従来の「G空間情報活用推進特別委員会(G特)」は「科学技術・イノベーション戦略調査会G空間社会実装委員会(G空間)」に改称され、関連機関との一層の連携強化の下でG空間社会の早期実現の為の社会実装(事業化)活動の加速推進を図る。
 (2) 新組織での幹事会を12/20に開催。今後、各事業分野の勉強会を開催してG空間行動プラン2019や調査会提言の取纏め、今夏の「骨太の方針」や「成長戦略」等の政策に反映して行く。

2. 準天頂衛星システム「みちびき」サービス開始
 (1) プロジェクト起案以来約20年、準天頂衛星システム「みちびき」4機体制が整備され、11月1日から運用サービスが開始された。
 (2) 当日は安倍総理他、産学官政の関係者約200名が列席。総理からは「世界最高レベルの衛星測位技術(位置、時刻情報等)に近未来の社会への貢献を期待すると共に、更なるシステムの高度化の為に7機体制の実現を目指す」旨の決意表明を頂いた。

3. 広報活動など
(1) G空間EXPO2018開催(11/15~17)@東京・お台場
G空間情報の利活用推進を目的に今年も日本科学未来館でG空間EXPOを開催。一万人を超える専門家や一般の方々の参加で盛況。
 (2) 「G空間×ICT」QGIPシンポジウム開催(11/10)@熊本県人吉市
 「G空間社会の未来図、熊本地震からの復興、地方創生へ実装」をテーマに専門家による講演とパネルデイスカッションを実施。
 (3) 高校生への講演会開催(10/22~23)@静岡県牧之原市
 地元の高校生及び市関係者約1,200名を対象に講演会を開催。
 特に高校生にとって世界最先端技術&事業の活動紹介は好評。

🔶本年の活動をまとめた「G空間プロジェクトのトピックス(第5~7号)」もぜひご覧ください。

◎G空間プロジェクトのトピックス(第7号)

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◎G空間プロジェクトのトピックス(第6号)

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◎G空間プロジェクトのトピックス(第5号)

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