「海保広報9・10号」です。我が国EEZ内で違法な海洋調査を続けている中国船は、調査を始めた14日から5日経っても未だに居座り続けています。(2018年07月18日)

 

科学号の画像「海保広報9・10号」です。我が国EEZ内で違法な海洋調査を続けている中国船は、調査を始めた14日から5日経っても未だに居座り続けています。
多くの皆様のご協力で海保広報を拡散いただいておりますが、日本は何をやっているのか、具体的な対処が出来ないのか、とお叱りも受けています。
現場の海保が出来うる限りの対処をしていることは元より、外務省も厳重な抗議を行なっています。しかし、中国側はルールを無視して勝手な活動を繰り返し、事態を排除出来なくなっているのが実情です。
こうした事態が頻発する原因は、日本と中国のEEZ境界が未確定であり、2001年に暫定的な措置として日中が設置した科学的調査の事前相互通報制度が全く機能しなくなっていることにあります。
20180719_shiryou_kaiho私は昨年より衆議院外務委員会や、自民党の領土特命委員会、超党派の領土議連でこの問題を取り上げ、どうすれば実効性のある措置が取れるか、政府側と必死に議論を重ねております。
多くの皆さんのもどかしい思いを受け止めつつ、今、皆さまにお願いできることは、中国の違法な海洋調査に対する日本側の怒りの世論を形成することです。
一方で現状を何とか打開すべく、外務省や海上保安庁の広報体制の強化を含め、あらゆる手段を追求していきます。
 
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第10報)
 
1.7月18日午前9時56分頃から午後3時までの間、当庁巡視船が沖縄県石垣島平久保
埼灯台北の我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が物件を投入・
揚収しているのを確認したことから、我が国排他的経済水域において、我が国
の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない旨の中止要
求を無線にて実施しました。詳細は下表のとおり。
 
2.午後3時現在、同調査船は、沖縄県石垣島平久保埼灯台北約73キロメート
ルの我が国排他的経済水域内において、ワイヤー様のものを海中へ延ばして漂
泊しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 8 日
発表: 午後5 時1 0 分
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第9報)
 
1.7月17日午後7時8分頃、当庁巡視船が沖縄県石垣島平久保埼灯台北約73キ
ロメートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が物件を海中
へ投入しているのを確認したことから、我が国排他的経済水域において、我が
国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない旨の中止
要求を無線にて実施しました。
 
2.18日午前7時6分頃、当庁巡視船が沖縄県石垣島平久保埼灯台北約73キ
ロメートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が、ワイヤー
様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、中止要求を無線にて実
施したところ同調査船は午前8時42分頃、物件を揚収しました。
 
3.18日午前9時現在、同調査船は、沖縄県石垣島平久保埼灯台北約73キロ
メートルの我が国排他的経済水域内において、漂泊しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 8 日
発表: 午前1 1 時1 0 分
 
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〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第8報)
 
1.7月17日、午後5時10分頃、当庁巡視船が沖縄県石垣島平久保埼灯台北約73キロメ
ートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船がワイヤー様のも
のを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済水域において
我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない旨の
中止要求を無線にて実施しました。
 
2.午後6時20分頃、当庁巡視船が沖縄県石垣島平久保埼灯台北約73キロメ
ートルの我が国排他的経済水域内において、漂泊中の同調査船が物件を揚収する
のを確認しました。
 
3.午後6時30分現在、同調査船は、沖縄県石垣島平久保埼灯台北約73キロ
メートルの我が国排他的経済水域内において、漂泊しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 7 日
発表: 午後8 時
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第7報)
 
1.16日午後3時1分頃から午後7時30分までの間、当庁巡視船が沖縄県辺
戸岬灯台北西の我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が物件を投
入・揚収しているのを確認したことから、我が国排他的経済水域において、我が
国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない旨の中止
要求を無線にて実施しました。
 
2.17日午前9時現在、同調査船は、大正島の東北東約93キロメートルの我
が国排他的経済水域内において、南西向け航行しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 7 日
発表: 午前1 1 時1 5 分
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第6報)
 
1.7月16日、午前9時33分頃から午前10時53分までの間、当庁巡視船が沖縄県辺戸
岬灯台の北西約168キロメートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中
の同調査船が、ワイヤー様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、
我が国排他的経済水域において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を
実施することは認められない旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
2.午後3時現在、同調査船は、沖縄県辺戸岬灯台の北西約169キロメートル
の我が国排他的経済水域内において、北東向け航行しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 6 日
発表: 午後4 時1 5 分
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第5報)
 
1.7月15日、午後7時13分頃、当庁巡視船が沖縄県辺戸岬灯台の北西約168キ
ロメートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が、ワイヤー
様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済水域
において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認めら
れない旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
2.7月16日、午前5時46分から午前8時40分までの間、当庁巡視船が沖縄県辺
戸岬灯台北西の我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が、ワイヤ
ー様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済水
域において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認め
られない旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
3.16日午前9時現在、同調査船は、沖縄県辺戸岬灯台の北西約168キロメ
ートルの我が国排他的経済水域内において、漂泊しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 6 日
発表: 午前1 0 時1 5 分
 
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第4報)
 
1.7月15日、午前9時頃(第3報参照)から午後3時頃までの間、当庁巡視船が沖縄県
辺戸岬灯台北西の我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が、ワイ
ヤー様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済
水域において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認
められない旨の中止要求を無線にて実施しました。詳細は下表の通り。
 
2.午後3時現在、同調査船は、沖縄県辺戸岬灯台の北西約168キロメート
ルの我が国排他的経済水域内において、漂泊しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 5 日
発表: 午後6 時1 5 分
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第3報)
 
1.7月15日、午前5時58分頃、当庁巡視船が沖縄県辺戸岬灯台の北西約168キロメ
ートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が、ワイヤー様の
ものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済水域にお
いて、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められな
い旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
2. 午前9時現在、同調査船は、沖縄県辺戸岬灯台の北西約168キロメート
ルの我が国排他的経済水域内において、ワイヤー様のものを海中へ投入したま
ま漂泊しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 5 日
発表: 午前1 0 時4 0 分
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第2報)
 
1.7月14日、午後3時50分頃、しょう戒中の当庁航空機が沖縄県辺戸岬灯台の北西約
168キロメートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の中国海洋調査
船「科学」が、ワイヤー様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、
我が国排他的経済水域において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を
実施することは認められない旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
2.午後6時13分頃、当庁巡視船が沖縄県辺戸岬灯台の北西約168キロメ
ートルの我が国排他的経済水域内において漂泊中の同調査船が、ワイヤー様の
ものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国排他的経済水域にお
いて、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められな
い旨の中止要求を無線にて実施しました。
 
3.午後7時30分現在、同調査船は、沖縄県辺戸岬灯台の北西約168キロ
メートルの我が国排他的経済水域内において、漂泊しています。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 4 日
発表: 午後9 時零分
〇中国海洋調査船「科学」の視認について(第1報)
 
7月14日、午前5時35分頃、しょう戒中の当庁航空機が沖縄県辺戸岬灯台の北西171
キロメートルの我が国排他的経済水域内において、漂泊中の中国海洋調査船「科
学」が、ワイヤー様のものを海中へ延ばしているのを確認したことから、我が国
排他的経済水域において、我が国の同意を得ない海洋の科学的調査等を実施する
ことは認められない旨の中止要求を無線にて実施したところ同調査船は午前7
時52分頃、ワイヤー様のものを揚収しました。
 
第十一管区海上保安本部
平成3 0 年7 月1 4 日
発表: 午前1 1 時零分