2月18・19日はロサンゼルスに滞在しました。
朝の飛行機でワシントンD.C.からLAに移動。
ハリウッドにあるジャパン・ハウスやグレンデール市の慰安婦の少女像などを視察しました。
突然の雪で気温零下のD.C.から、快晴で20度超えのLAに行き、途中サンタモニカを通過しつつ西海岸の過ごしやすい気候を納得しました。
まず昨年オープンしたジャパン・ハウスに行きました。
場所は、アカデミー賞の授賞式が行われることで有名なシアターがある商業ビルで、レッドカーペットが引かれるその階段を上がった2階にあります。
千葉総領事や海部ジャパン・ハウス館長など関係者から、ハイセンスな日本の食器や日用品を販売する店舗と展示スペースの利活用状況の説明を受け、5階で工事中のライブラリー、ミニシアター、日本レストランの様子を見て回りました。
ジャパン・ハウスがオープン後の国会議員の訪問は私が初めてとのことです。自民党や外務委員会で議論してきた計画の現場の進捗状況が把握できたことは、大変有意義でした。
次にグレンデール市に移動し、日本庭園を運営しているボランティアの皆さんからお話を伺いました。
🔶Shoseian Japanese Tea House & Friendship Garden (a short 12min video)
https://youtu.be/gryAVZlrbDI (Japanese Version)
https://youtu.be/OPHoDtOf8DE (English Version)
市内の大きな公園内に設置されており、最近、樹木と流水の手入れを終えたばかりで、利用者からとても好評とのことでした。
リーダーの方は合気道の愛好者で武道を通じて日本ファンになり、茶道や華道、俳句などの行事を企画して日本の魅力をアピールしてくれています。
この日本庭園は結婚式の記念撮影ポイントになるなど、ボランティアの皆さんの献身的な活動で、日本を好きになる人が継続的に増えてくれていることを聞き、嬉しくなりました。
真に由々しき受け入れ難い事態であり、私も心を痛めております。
米国内に設置される慰安婦関連物への対処は、それぞれ現地の我が国在外公館や現地の日本人関係者が当たってくれています。
グレンデールの様に市の公聴会を経て占用許可がおりてしまうものもあれば、日本側の運動が功を奏し地元自治体の不許可を得たものもあります。
市街地の図書館脇の小さな公園の隅にある像を確認しました。
たまたまその日はイベントがあったらしく花が置かれておりましたが、普段は特に訪れる人もなく話題になっているわけでも無いとのことでした。
まずは第一に慰安婦像問題がこれ以上他の場所で広がらないための対策が必要です。政府・与党内で議論と対策は協議されています。
そして、その為にも、すでに設置されてしまったものをどうやって撤去、縮小させるかを私はずっと考え行動しております。
今回は現地滞在中、同行してくれた千葉総領事を始め、関係の皆さまとじっくり話し合う、とても良い機会となりました。
夕方には、LA在住で活躍している企業人や大学教授など日本人の方に総領事公邸に集まっていただき、これまでの経緯や実情を伺いました。
みなさんも同様に心を痛めており、お子様が学校で韓国人より「お前は好きだが、日本は許せない。」と言われ、どうすれば良いか聞かれ憤慨したこともあるとのことです。
ただし恒常的に攻撃を受けたり「イジメ」を受け被害届を出し訴訟になるかは、難しい判断があるようです。
異口同音におっしゃることは、外国に住む程に日本のことが気になり愛国者になるということです。
その意味でも、日本の子ども達が領土や歴史問題の真実や物事の本質を学べるよう、教育を充実させてほしいとの切実な要望を受けました。
また、米国在住の日本人は慰安婦像問題に強い関心と憤りを持っているが、組織的に行動する難しさもお聞きしました。
皆さまからとても熱心にいろいろなお話を伺うことができ、夜遅くまでグレンデールにおける慰安婦像問題の解決・状況改善に向けた具体的な意見交換を行いました。
翌朝は空港に行く前、8時よりホテルで朝食会を開き、父子で慰安婦像問題に取り組まれている馬場信浩・一歩さんが父子が、LAまで1時間半もかけてわざわざお出でいただきました。
馬場さんは、これまで慰安婦像についての地元議会公聴会に参加して日本の主張をされるなど、米国白人社会のプレッシャーを受けながらも堂々と活動してこられた方です。
グレンデールのように像が設置されてしまったケースもありますが、他の2カ所の自治体では日本側の主張が通り、像の設置が見送られたことも教えていただきました。
とても強い信念と使命感を持ち、日本がいわれのない非難を受けないよう、具体的な活動をされていることに感銘を覚えました。
改めて、この問題で米国で頑張ってくれている日本人の方々が、少しでも心細い思いをすることが無いよう、政府と政治の責任を感じた次第です。
明日は、島根県「竹島の日」に関連した国民交流会と記念式典、隠岐の島の竹島漁労関係者との懇談などのため、島根県松江市に出張します。