週刊新藤 第280号WEB版《年末年始号》<2018年、新しい年を迎えて。新年度予算編成にあたり、経済政策を提言。>です。ぜひご覧ください。

  
皆さまには健やかにお正月をお迎えのこととお慶び申し上げます。戌
昨年中は大変お世話になりました。
 
本年が干支ではどんな年にあたるのか。
私が懇意にしております青木氷川神社の鈴木邦房宮司さんより教えていただきました。
 
平成三十年戊戌(つちのえいぬ)。『戌』の刻は午後八時。形は「人」が「鉾(ほこ)」を持った状態を表現しています。戦いをするための「鉾」ではなく、収穫物を護るための「鉾」とする説もあります。
 
前年の「酉」は収穫物を貯える「壺」でした。『戌』年では、これを守るため、人が鉾を持っているのです。どうやら、この年は『守る・護る』ということがキーワードになりそうです。
 
 『守る』は規則、約束のように『遵守』の意味が強く、『護る』は人、祖国、家族を『かばいながら』護る、という感じがします。
 
 人は「ひとり」では生きていけません。多くの人達の支えのもと『護り』『護られ』ながら生かされているのです。
 
それを心の底から感じた時、ひとは「感謝」に包み込まれます。家では親、家族、友、仲間…。当たり前のような日常ですが、これらの存在は「かけがえのない」もので、それらを失うことは耐え難いことです。
 
 会社や企業でも同様、今までの蓄積を『護った』上で、どのように前に進めばよいのか。社員一同が支え支えられ、護り護られることが全うできれば『戌年』を有意義な年にすることが出来ると思います。
 
 一方、干支でいう『犬』ですが、神社では古来から神様をお護りする「狛犬」として鎮座しております。飼い主には従順ですが、いざとなったら相手を追い払う頼もしい存在です。
 
 今年は「家、地域、会社をいかに護るか」を考える事で、更に一歩前に進む事が出来る年になると思います。
 
自民党「生産性革命推進戦略」を安倍総理に提言
 

 20171220_weekly280昨年の衆議院総選挙では、おかげさまで7度目の当選をさせていただきました。

皆さまからいただいた大切な議席の重みを自覚し、自らの役割を果たすべく全力で国政に邁進してまいります。

 現在の私は総務大臣を退任後、自民党において政調会長代理や地方創生統合実行本部長代理、経済好循環実現委員長、領土特命委員長、安全保障と土地法制に関する特別委員長など様々な重要な役職に就き政務に務めております。

 

 さらに衆議院では外務委員会・筆頭理事、地方創生に関する特別委員会・理事、裁判官訴追委員などを務め、日々慌ただしく活動させていただいております。

 私たち自民党・安倍政権は、デフレを脱却し持続可能な経済成長を実現させるため、「生産性革命」と「人づくり革命」による新しい経済政策パッケージを閣議決定しました。

 私はこの原案となる自民党「生産性革命推進戦略」をとりまとめ、安倍総理に提言させていただきました。

 
 
 
29補正予算案、新年度予算案では新たな経済政策が次々と出てまいります。
キーワードとなるのは、
①IoTやロボットなど第4次産業革命による新技術の社会実装
②中小企業・地域中核企業などによる地域未来投資の加速化
③地域の特色をふまえた地方創生の総合的推進
 
 私はこうした政府が進める様々な経済施策の実践の場として川口市は最適な条件を有していると考えており、「わがまち川口の元気づくり」について国策と連動した効果的な施策を実行してまいります。
 
 本年度中には国の交付金を受け、ICTなどを活用した2両連接バスによる高次バス輸送システム「BRT」の公道実験が第2産業道路上で始まります。さらにSR鳩ヶ谷駅とSKIPシティを結ぶ「自動運転バス」の実現に向けた実証実験を国に要望してまいります。
 
 今年度より始まっている「マイナンバーカードを活用した健康ポイント制度」による地域経済活性化の取り組みは、新年度より市民の利用が可能となります。
 
上青木のNHK跡地へのNHK渋谷放送センター機能の一部移転を含むSKIPシティの総合開発については、国家戦略特区の活用も含め、国・県・市・NHKによる協議・検討がさらに強化されます。
 
 

湘南新宿ラインの川口駅停車をJR東日本へ要望

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  12月15日、奥ノ木川口市長、立石県議(自民党県議代表)、若谷川口市議会議長(自民党市議団代表)とともにJR東日本本社を訪れ、「湘南新宿ラインの川口駅停車」について要望を行いました。JR側からは石川常務以下幹部職員が私たちの要望を受けていただきました。
 
 人口が60万人の大都市川口。その玄関口・川口駅の一日の乗降客は16万人を超え、大宮、浦和に次ぐ県内第3位です。しかし浦和駅には京浜東北線に加え、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ラインが停まりますが、川口駅には京浜東北線一本のみ、という厳しい状態が続いています。

 朝の通勤時間帯の混雑は限界であり、都内の山手線で事故があっても、京浜東北はノロノロ運転となり、満員電車となった川口駅は通過、改札口が封鎖され、お客さんはデッキの上にあふれ出ます。

 私は平成19年頃よりJR側と協議を始め、「リリア側へのホーム増設のための用地や線路拡幅工事など、物理的な問題に障害は無い」との回答を得ました。ところが、赤羽駅と連続停車となることで急行電車としての「速達性」が損なわれるため、電車運行上の理由で停めることが出来ない、とJRは言うのです。

 これを覆すためには川口の熱意と民意を届けるしかありません。JR側と度々の協議を続けると共に、市民の署名運動を行い、地域の声を届けるため、毎年にわたり市長、県議団、市議団の同志と要望を続けています。

 今回の要望でも、残念ながらJRからの良い回答は得られませんでした。しかし、
①これだけ熱心に要望を続ける川口市の熱意は充分に受け止めている。
②今後の状況変化も見据え、引き続き社内でも様々な方策について検討を行う。との回答を得ました。  
 私は、①川口市の長年の悲願であり、何としても実現させたい。
②市はもとより国・県含め、あらゆる支援と協力を行う。
③停まるまで交渉を続ける。
との「湘南新宿ラインの川口駅停車・三原則」を改めて表明し、JR側による引き続きの検討を強く依頼しました。
 IMG_3701 (1)また、JR訪問前には国土交通省を訪ね、かねてより理解を示してくれている石井国土交通大臣に状況説明を行い、交通政策上からの国の支援を約束していただきました。

 これは川口市の市勢発展のために死活的重要事項であり、実現に向け粘り強く、熱意と誠意を持って引き続き交渉してまいります。
 
 
 今号で紹介した政策の提言や資料は、私のフェイスブックとホームページに公開しておりますので、ぜひご覧になってください。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。