尖閣諸島のEEZ内で、中国の海洋調査船による我が国が受け入れられない海洋調査活動が行われています。(2017年06月22日)

 

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6月22日今現在、尖閣諸島のEEZ内で、中国の海洋調査船による我が国が受け入れられない海洋調査活動が行われています。
昨日の朝より調査船からワイヤーの様な物が繰り返し海中に投入されているのです。
しかもこの海洋調査は、先週まで約一週間行われていたのと同じ大正島近辺海域で、「勘407」という同じ調査船によって実施されています。
現場では海保巡視船が張り付き、監視しながら中止要請を繰り返し、政府は外交ルートで中国に抗議していますが、功を奏す気配はありません。

 

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尖閣諸島や竹島周辺海域において、不穏な動きが近年頻発していることについて、6月21日付の週刊新藤275号で状況と対策について書かせていただきました。
私は、国民が日本の海で起きていることを知り、我が国が受け入れられない他国の行為については「許せない」という声をきちんと上げていくことが重要だと考えています。
海上保安庁「広報」については、今後も実施される度に私からもお知らせさせていただきます。

 

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〇中国海洋調査船「勘407」の視認について(第3報)

6月22日午後3時現在、大正島の北北東約94キロメートルの我が国排他的経済水域内において、南東向け航行中の中国海洋調査船「勘407」から引き続きワイヤー様のものが海中へ延びているのを監視中の当庁巡視船が確認しています。
当庁巡視船から同調査船に対し、「現在貴船のいる海域は、我が国が貴船の旗国から受けている事前通報の海域と異なっている。事前通報と異なる海域での調査活動は認められない。調査の中止を求める。」旨の中止要求を実施しています。
第十一管区海上保安本部 平成2 9 年6 月2 2 日 発表: 午後4 時5 0 分

〇中国海洋調査船「勘407」の視認について(第2報)

6月21日午前4時45分頃、しょう戒中の当庁巡視船が大正島の東北東約92キロメートルの我が国排他的経済水域内において、南西向け航行中の中国海洋調査船「勘407」からワイヤー様のものが海中へ延びているのを確認したことから、「現在貴船のいる海域は、我が国が貴船の旗国から受けている事前通報の海域と異なっている。事前通報と異なる海域での調査活動は認められない。調査の中止を求める。」旨の中止要求を実施しました。

6月22日午前5時55分頃、同調査船は、大正島の北約108キロメートルのが国排他的経済水域内において、ワイヤー様のものを海中へ投入したまま北西向け航行しています。
6月22日午前9時現在、同調査船は、大正島の北約122キロメートルの我が国排他的経済水域内において、ワイヤー様のものを海中へ投入したまま東向け航行しています。
第十一管区海上保安本部
平成2 9 年6 月2 2 日 発表: 午前1 1 時5 0 分

〇中国海洋調査船「勘407」の視認について(第1報)

6月21日午前9時53分頃、大正島の東北東約124キロメートルの我が国排他的経済水域内において、南南西向け航行中の中国海洋調査船「勘407」からワイヤー様のものが海中へ延びているのをしょう戒中の当庁航空機が確認したことから、「ここは、我が国の排他的経済水域である。我が国の事前の同意のない調査活動は認められない。調査の中止を求める。」旨の中止要求を実施しました。
第十一管区海上保安本部
平成2 9 年6 月2 1 日 発表: 午後1 時3 0 分