尖閣諸島周辺のEEZでの中国船による海洋調査が行われています。海上保安庁の広報情報(第1報・第2報)をお知らせします。(2017年06月06日)

 

201706062132_img_01

 

本日只今、尖閣諸島周辺のEEZで中国船による海洋調査が行われています。
この問題は4月の自民党・領土特命委員会や先日の衆議院・外務委員会の私の質問で取り上げてきておりますが、最近になって、韓国、中国、台湾による、我が国EEZ内で我が国の事前同意の無い海洋調査が頻発しているのです。

先週は与那国島沖合の約50キロメートル沖合付近で台湾海洋調査船「海研一號」が、何らかの器具を海中に投入しつつ、再三にわたる海保の中止要請を受けながら、約一週間にわたり海洋調査を実施しました。(写真は作業中の台湾海洋調査船の模様です。)

私は領土特命委員長として、安倍総理への申し入れに続き、明日は外務大臣へ、その後、国土交通大臣、海洋政策担当大臣に相次いで申し入れを行い、こうした事態への厳正な対処と対応策の強化を求めてまいります。

 

201706062132_img_02

海上保安庁が行っております広報情報を、私からも皆さまにお知らせいたします。

〇中国海洋調査船「勘407」の視認について(第2報)

6月6日午後3時現在、大正島の北東約121キロメートルの我が国排他的経済水域内において、南東向け航行中の中国海洋調査船「勘407」から引き続きワイヤー様のものが海中へ延びているのを監視中のの当庁巡視船が確認しています。
当庁巡視船から同調査船に対し、「ここは、我が国排他的経済水域である。我が国の事前の同意のない調査活動は認められない。調査の中止を求める。」旨の中止要求を実施しています。
第十一管区海上保安本部
平成29年6月6日
発表:午後4時40分

〇中国海洋調査船「勘407」の視認について(第1報)

6月6日午前5時49分頃、大正島の東北東約131キロメートルの我が国排他的経済水域内において、北西向け航行中の中国海洋調査船「勘407」からワイヤー様のものが海中へ延びているのをしょう戒中の当庁巡視船が確認したことから、「ここは、我が国の排他的経済水域である。我が国の事前の同意のない調査活動は認められない。調査の中止を求める。」旨の中止要求を実施しました。
午前9時現在、同調査船は、大正島の東北東約126キロメートルの我が国排他的経済水域内において、ワイヤー様のものを海中へ投入したまま北西向け航行しています。
第十一管区海上保安本部
平成29年6月6日
発表:午前10時40分