3月24日、私が総務大臣在任中に始めた「異能vationプログラム(略して変な人プロジェクト)」今年度の成果を発表するスプリングスクールが開催され、挨拶いたしました。(2017年03月24日)

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3月24日、私が総務大臣在任中に名付け親となって始めた「異能vationプログラム(略して変な人プロジェクト)」の今年度の成果を発表するスプリングスクールが開催され、挨拶いたしました。

 

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わが国の持続的な経済成長を実現させるためには、これまでの延長上にない「破壊的なイノベーションの創出」が重要です。
私は、新たな未知の課題へ挑戦することこそイノベーションを創出するシーズとなると考え、「常識にとらわれない独創的な挑戦」を支援する特別支援プログラムを創設しました。

4年前プログラムについて記者発表すると、総務省に300人以上から『自分は変な人だと思うのだが、採用してくれるのか?』との電話が殺到しました。
完全な誤解なのですが、これまで政府が行う公募に対して事前に電話問い合わせがあったのは前代未聞。中には『破壊的な地球規模の価値創造』と書いてあったため、地球を破壊するアイデアを募集していると、さらに激しい誤解をした人もいたようです。

 

3回目となった今年度…
応募件数は、10件の枠に対し、H26年は710件、H27年は1,061件、H28年には1,218件と3年連続増加しています。
これは東大の入試競争率の約4倍、ハーバード大の約17倍をはるかに超える121.8倍(H28年)の競争率となっています。

さらに、今年度から応募資格の年齢制限を撤廃した結果、最年少応募者は5歳、最高齢者は86歳、女性応募者も激増しています。
回を重ねるごとに皆さんの関心が高くなっており、このプロジェクトの応援団長を自認する私も大変嬉しく思っております。

 

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最終選考者の10名は、元祖変な人で現在世界的に成功している著名なスーパーバイザーが、「直感」で選びます。
支援期間は1年間で、繰り返し応募が可能です。

支援する技術開発費は1人あたり300万円程ですが、アドバイザーなどの支援体制を含めると1,000万円程度となり、10件で1億円を超える予算が組まれているのです。

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総務大臣を退任後も3年間欠かさずにイベントに参加しております。
これまでの応募者や最終選考者は、失敗を糧として果敢に再挑戦している方、特許を取得して起業した方、外部から支援を受けて大きく羽ばたいた方など、さまざまです。そうした幅広で新たな再挑戦に果敢に取り組まれている様子を大変心強く思っています。

この制度を支えてくれている研究者、スーパーバイザー、業務実施機関である角川アスキー総合研究所、総務省の担当者達に感謝するばかりです。

 

異能vationスプリングスクール概要資料