3月16日、自民党・政調審議会において、G空間特命委員長として第3期地理空間情報活用推進基本計画の策定について説明し、了承を得ました。(2017年03月16日)

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3月16日、党政調審議会において、第3期地理空間情報活用推進基本計画の策定について私から説明し、了承を得ました。

この「基本計画」は、私が中心になり2007年に議員立法で成立させた地理空間情報活用推進基本法に基づき、G空間情報の活用の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、政府が5年に一度策定する基本的な計画です。

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第3期目となる基本計画は、平成30年度の準天頂測位衛星4機体制の実現を見据え、いよいよG空間情報活用技術について社会実装する工程を示すものとなっています。基本計画は、閣議決定に向けておよそ半年をかけて私が委員長を務める『地理空間情報活用推進特別委員会』で検討してきたものです。
この後は総務会に諮り、了承があれば閣議決定して政府の実施計画となります。

その概要は、
・昨今、AI・IoT・ビッグデータなどの技術により、社会課題の解決を図る新産業・新サービスが次々と創出される第4次産業革命の波が訪れており、G空間情報の活用は、この第4次産業革命の鍵となるものであること
・さらに、平成30年度には準天頂衛星システムの4機体制が確立し、平成28年に運用開始したG空間情報センターも今後本格稼働していくこと
・これからの5年間は、これらのインフラを活用して、いかにG空間情報の利活用を進められるかが勝負となり、特に、平成32年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会を、G空間情報を利活用する最先端の技術やサービスを世界に提示する絶好の機会となること
とした上で、「一人一人が『成長』と『幸せ』を実感できる、新しい社会を実現する」ことを、G空間のミッションとしています。

具体的な施策については、それぞれにKPI(重要業績評価指標)を設定したうえで、
・国土を守り、一人一人の命を救う
・新時代の交通、物流システムを実現する
・多様で豊かな暮らしをつくる
・地方創生を加速する
・G空間社会を世界に拡げる
という5つのビジョンを掲げ、防災機能の強化や自動車の自動走行など、それぞれのビジョンに対応する13のシンボルプロジェクトを挙げて、進捗管理をしてまいります。
資料を公開いたしますので、是非ご覧になってください。

新しい日本を拓く G空間プロジェクト2017003161836_img_01

地理空間情報活用推進基本計画(第3期)(案)の概要2017003161836_img_04