11月27日、地元・川口市の「少林寺拳法大会」開会式で挨拶いたしました。(2016年11月27日)

 

11月27日、朝は地元川口市の少林寺拳法大会の開会式にまいりました。

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今から35年ほど前、二十代だった私は今は亡き土屋貞夫先生が指導される川口の安行道院という少林寺拳法の道場に数年間、通っておりました。

当時体力と運動神経に多少自信のあった私は、知り合いからの強い勧めもあり、タカをくくって道院の門を叩きました。
ところが初めての稽古をした夜は、全身の筋肉が固まって動けなくなっってしまい、武道の烈しさと自分の未熟さを思い知らされた記憶があります。

以来、少林寺拳法の理論的合理性と奥深さ、自分を護り人を助けるためにある精神性に惹かれ、稽古に励んだものです。

 

その後、仕事が忙しくなったり政治の道に進むことにもなり、続けられなくなってしまいましたが、当時の同門生からは道院長となり大活躍されている方もおられます。
私も稽古は出来なくなってもおつき合いは続け、現在は埼玉県少林寺拳法連盟の顧問も努めさせていただいております。

 

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かつて、高名な少林寺拳法の指導者の先生にその真髄をお尋ねしたことがありますが、その先生から「少林寺拳法の真髄は優しさです。自分の心身を鍛え、強さを持った人こそが自らを律し、人に優しくなれます。世の中の正義は優しさを持った人が追求できるのです。」と教えていただいた時の感銘は、今も私の心に深く留まっております。

この教えは、同様におつき合いさせていただいている空手道の先生からも同趣旨の考えをお伺いしており、武道振興を応援する私の基本理念とさせていただいております。

 

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来賓挨拶の中で私は、子供たちに対し「少林寺拳法を修行する子は、力をつけて困っている友達や弱い人を助けられる優しい人になって下さい。」と話し、社会人拳士の皆さんには「地域や社会の中で自分の役割を自覚し、共に正義の心をもって行動してまいりましょう!」と呼びかけました。

 

今朝は開会式の前に会場に着いたため、久しぶりに拳士の皆さんとの交流も出来、とても清々しい朝となりました。

 

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