11月9日、『竹島問題の早期解決を求める東京集会』を憲政記念館で開催いたしました。
2年ぶり3回目となるこの大会は、「竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議」からのご要請を受け「日本の領土を守るため行動する議員連盟」が共同主催したもので、私は議連の会長を務めております。
秩序維持と警備上の観点から団体関係者のみの集会ですが、450名の参加者の中には今回初めて自民党ネットサポータークラブ(JNSC)のメンバーが加わりました。
また、ニコニコ動画さんの協力をいただきインターネット生中継が行われ、1万300名ものネット参加がありました。
竹島は歴史的に見ても国際法に照らしても日本固有の領土です。
しかし、韓国による昭和27年1月の「李承晩ライン」設定以降、韓国により不法占拠された状態が64年間続いています。
平成24年8月に韓国大統領が初めて竹島へ上陸した以降も、竹島周辺海域での軍事訓練の実施や、海洋科学基地の新設や桟橋の大改修計画など不法占拠を強化する試みを強めています。
特に本年は、7月25日と8月15日、相次いで韓国の国会議員及び国政関係者による約3年ぶりとなる竹島上陸が行われました。これは安倍内閣となって初めてのことなのです。
7月25日には日韓外相会談が行われている正に同時刻に、日本側が情報を持たぬまま上陸が行われました。
8月15日の竹島上陸は、8月12日に日本政府が日韓合意に基づく慰安婦財団への10億円の支出を決定した直後、日本側の再三の中止要請をはねのけてのものであり、いずれも日韓関係の前進に向けた日本側の努力に水を差す極めて遺憾な行為です。
こうした緊迫の情勢を受け開催された集会では、政府や各政党の来賓挨拶、学識者や地元からの竹島問題の課題や現状に対する訴えや報告を受けました。
また、主催の私たちから、「竹島問題の早期解決を求める特別決議」と「竹島に上陸した韓国国会議員等に対する公開質問状」を提案し、満場一致で採択されました。
特別決議は、明日10日に内閣官房長官・外務大臣・領土担当大臣に直接面会の上、申し入れを行います。
公開質問状は、11名の韓国側当事者にそれぞれ郵送いたします。
いずれも本文に加え、英語、韓国語に翻訳したものをネット上で公開いたします。
私は集会冒頭、会長として「領土問題は国家の基本問題であり、このことにしっかり取り組めない国は、国際社会から信頼を得ることはできない。断固たる信念と覚悟を持ち、歴史の事実と国際法と正義によって、平和的外交努力で解決を図るべきだ。さらに、日韓関係の真の友情と信頼を確立するためにも、両国政府はもとより、両国民の間で建設的な話し合いが必要だ。お集まりの皆さまと共に行動してまいりましょう。領土議連はその先頭に立って参ります。」旨のご挨拶をさせていただきました。
当日の質問状等資料を公開いたします。
なお、当日の動画は編集出来しだい公開します。ニコニコ動画さんにも記録動画を公開してくれるよう要請しております。 是非ご覧になって下さい。
◎ 「竹島をめぐる問題」
◎ 「竹島問題の早期解決を求める特別決議」
◎ 「竹島に上陸した韓国国会議員等に対する公開質問状」