5月22日、名古屋国際展示場で開催された世界鋳造会議(WFC)のオープニングで挨拶しました。
WFCは鋳造工学の発展のため、研究者・技術者が互いの交流を深め、情報交換をするために各国が持ち回りで開催しています。
歴史は古く、第1回目は1923年にパリで開かれています。日本で開催されるのは京都・大阪に次いで3回目となります。
私は、自民党の鋳物産業振興議員連盟の幹事長として招待をうけ、参加いたしました。
私の地元・川口市は、江戸時代より鋳物が盛んで、多いときには市内に600を超える工場があった鋳物が地場産業の街です。
挨拶では、
・あらゆる産業の中核となるのは製造業であり、その基礎となるのが鋳物。どれだけ技術が進歩しても鋳物がなくなることはない。
・鋳物業の発展に向けでは3つのポイント
①イノベーション ②価格競争力 ③環境対応 が重要。
・地元川口の鋳物師の人々を念頭に、鋳物に携わる人は口は悪いが気は優しく、地域経済や街全体のことを常に考える人々であり、それは世界中の鋳物師に共通することではないか。
・WFCを通じて世界の鋳物の繋がりが更に深まり、世界の発展に貢献されることを期待したい。
式典終了後には、各企業が出店した展示ブースを、主催者の日本鋳造工学会と日本鋳造協会の皆さんにご案内いただきました。