【動画】海は資源の宝庫☆メタンハイドレートに関する調査報告(2014年12月25日)

12月25日、資源エネルギー庁から、新たな国産エネルギー資源として期待されている「メタンハイドレート」の分布調査について、報告がありました。私は資源確保戦略推進議員連盟の幹事長として、我が国の海洋資源などの推進に取り組んでおります。

調査は新潟県沖、秋田と山形両県の沖で行い、メタンを含む地質のサンプル採取に成功しました。表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある構造(ガスチムニー構造)が746 箇所存在することが新たに確認され、昨年度確認した225 箇所と合わせ、2 年間で971 箇所のガスチムニー構造が確認されました。地中のガスが海底付近で結晶化した「表層型」と呼ばれるメタンハイドレートで、国のサンプル調査は初めてとなります。

メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンと水が結び付いた氷状の物質。計3カ所で海底から約100メートル掘削してサンプルを採取し、その結果、いずれの箇所においても、海底面から50m 程度の深さまではメタンハイドレートが厚さ数10cm から1m 程度で、それより深いところでは厚さ1cm未満や直径1cm未満で存在していることが分かりました。今後、大規模なサンプル調査を行い、日本全体の資源量を推計していく方針です。資料をご用意しましたので、是非ご覧ください。


【資料】平成26年度表層メタンハイドレート成果概要

経済産業省ホームページ 報道発表概要

【動画】平成26年度 表層メタンハイドレート調査映像(資源エネルギー庁より)