2003.07.28 復興に励むイラクからクルド人の代表が訪日

クルド人はイラク北部で事実上の自治区を
成しており、その主要な勢力であるクルド民主党(KDP)及びクルド愛国同盟(PUK)の代表が訪日した。今回は、KDP党首バルザーニ氏の子息で「自治
政府首相」のネチルバン・バルザーニ氏、ムハマド・カディール「保健大臣」、サフィール・クァザーズ「人道関係大臣」ら五人で、同行のハリリ「国際関係担
当補佐官」は昨年12月にクルド人一行が新藤政務官を訪問した際にも訪日している。
新藤政務官は通常国会最終日の多忙な日程を縫い、クルド人代表団との昼食会に駆けつけ、イラクの現状や復興支援ニーズについての意見交換を行った。新藤政
務官はイラクの復興のため、イラク国民全体のためにクルド人勢力が他の勢力や連合暫定施政局をはじめとする国際社会と協力することを求め、先方はその必要
性を理解しており、そのようにしたいと回答した。