2001.06.08 総務省第二庁舎(恩給局・統計センター)を視察

6月8日、新藤大臣政務官は、新宿区若松町にある総務省第二庁舎を視察した。 同庁舎には
、人事・恩給局の一部、統計局及び統計センターが置かれ、約2千人の職員が業務に励んで
いる。
当日は本会議が開催されるなど、慌ただしい国会日程の合間を縫っての視察とな
った。午後3時半過ぎに第二庁舎に到着した新藤政務官は、久山統計局長を始めとする幹部
職員から業務概況について説明を受けた後、庁舎内を精力的に巡回した。
統計局では、地図情報とリンクした統計データの最新の活用状況を見た後、コンピュータルー
ムを始めとする国勢調査や統計データの集計・加工の現場を視察した。
人事・恩給局では、恩給審査の現場や明治初年以来の恩給の原簿を保管してある保管庫な
どを視察した。
視察の最後には、統計センターにある統計資料室を訪れた。同資料室では、明治・大正・昭
和期の統計関連機器など日本の統計に関する歴史的資料などを展示し、一般に公開してい
る。特に明治初期に製作された国政調査記録カード読み取り機にはいたく関心を示し、「カラ
クリ義衛門の弟子となる川口技師のセンスは、欧米のセンスをはるかに超えている。」と喜んだ

視察を終えた新藤政務官は、「当庁舎では、国勢調査や恩給関係の事務が全国一括で行わ
れており、おそらく政府内で最もIT化が先行しているのでは感じた。また、地下倉庫に保管さ れている原簿の内、伊藤博文や森鴎外、更には戦死した祖父
栗林忠道陸軍大将の資料を 閲覧することが出来、大変興味深かった。今後更なる電子政府の実現に向けて、尖兵となっ
て欲しい。」と満足気に語り、急ぎ霞が関の総務省への帰路に着いた。