2001.02.28 中国共産党内外連絡部とのセッション

2月27日、馬俊威中国現代国際問題研究所長ら中国共産党の経済、ODA、台湾問題など若手実務専門家十人がこのほど、二日間の日程で来日、新藤義孝衆院
議員(2区=川口市など)ら自民党の若手国会議員六人と活発な意見交換を行った。この意見交換会は昨年、中国で初めて行われ、今回日本側が招待した。
 初日は午前九時から午後五時まで、東京・平河町の都道府県会館を会場に、経済や歴史認識、靖国神社、台湾、ODAなど双方の国に認識の温度差がある問題をテーマに徹底的にフリートーク、両国の認識の食い違いを明らかにした。
新藤議員によると、「例えば靖国神社問題では中国側は軍国主義の権化と主張して、その歴史を真っ向から否定したが、それに対し、日本側は祖先、戦死者の霊を悼み、敬うのだ説明、論戦は平行線をたどった」という。
しかし、中国側「ここまで素直に日本人と議論を交わしたのははじめて」とさっぱりとした表情で評価した。新藤議員も「違いを明らかにして、それを認め合うのも外交の一つ」と話し次回の来年は北京で開催する。
一行は話し合いの後、新藤議員の提案で近くのボーリングセンターへ足を伸ばし、ボウリングを楽しんで懇親を深めた。翌日、自民党本部の古賀幹事長、野中前幹事長を表敬訪問した後、帰国した。