【動画】「在韓日本大使館前における『いわゆる慰安婦像』設置について」外交部会・領土特命委員会合同会議(2011年12月14日)

12月14日、外交・領土合同会議が行われ、在韓日本大使館前にいわゆる慰安婦の像を設置した問題について議論しました。
この像は韓国の市民団体が所管の区の許可なく設置したもので、本来ならば当局はすぐに撤去しなければなりませんが、なぜかそれがされず、黙認状態となっています。
我々は外務省に対し、この件についてこれまで韓国側にどのような抗議・申し入れを行ってきたのか時系列の資料を出すよう要求しましたが、外務省は、外交上の個別のやり取りについて明らかにすることはできない、とこれまでと同様の回答を繰り返すのみでした。
このような懸案を抱えたまま、今週末には李明博大統領が来日します。会議ではこの慰安婦像問題を踏まえて「日韓首脳会談に関する決議」を採択し、以下の三点を政府に申し入れることとしました。

1.今週末の日韓首脳会談においては、野田総理には毅然とした態度で、いわゆる慰安婦の像及び石碑設置に対する抗議及び撤去の申し入れを行うこと。

2.首脳会談では、併せて竹島に関する新たな計画や施設建設及び周辺海域での海洋調査等、韓国側の一連の行動に関し、強く抗議するとともに中止を申し入れ、この問題に関する日本政府と韓国政府の協議の場を設置するよう強く求めること。

3.外務大臣は、日韓首脳会談の前に一連の件につき韓国側に抗議を行い、その結果と事実関係の経緯を記者会見等で国民に公表すること。

決議本文はこちら↓
日韓首脳会談に関する決議

12月15日には、私が石破委員長と共に官房長官と外務大臣に決議を手渡し、直接申し入れを行いました。会議の模様と官房長官への申し入れ後のぶらさがり取材の様子を動画で掲載いたしますので、ぜひご覧ください。

この他に会議では、韓国企業と韓国東海水産研究所が竹島近海で海洋環境調査を行う件についても議論されました。外務省から会議に提出された資料を掲載いたしますので、ご覧ください。

○東海水産研究所とシスポビル(株)間で海洋モニタリング協力協定締結