第183号 新たなる任期への抱負~皆さまへ感謝を込めて~

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厳しい選挙戦を経て、引き続き議席をいただきました。
自民党の改革と、より良い日本の構築に向け、全力で取り組んでまいります。

9 月 8 日両院議員総会で提案させていただきました。


◆ 選挙戦をふり返り

 衆議院の総選挙が終わりました。私は北関東ブロックの比例代表選挙に当選し、引き続き議席をいただくことになりました。まずもってご支援ご心配いただいた皆さまへ心より感謝申し上げます。
 自民党は議席を大幅に減らす大惨敗となりました。埼玉県では私を含め、自民党が全15小選挙区で議席を失いました。
 私は11万2920票をいただき、埼玉県内の自民党候補者で最高得票となりました。さらに比例区では惜敗率が埼玉県 1 位、群馬・栃木・茨城・埼玉各県の北関東ブロックでも 3 位という成績で、何とか議席を維持することが出来たのです。
 埼玉県で自民党で残ったのはわずか 2 人のみ、という惨憺たる結果でした。県南の人口移動の激しい、都市化の進む選挙区=県内で最も逆風の強いはずの地域で、ここまでの戦いが出来たのは、ご支援いただいた皆さまのお陰様であり、選挙戦を終えた今、私の心にあるのは「感謝」という言葉です。誰かが見ていてくれた。ご先祖様や皆さまに護っていただいた。そんな気持ちでいっぱいです。


◆ 自民党再生

 今回の選挙は民主党が良いから選ぶというよりは、自民党はダメだ、国を変えることが出来ない、と有権者から退場勧告を受けた結果です。
 歴史的大惨敗となった自民党に、それでも議席を残してもらった私がまず取り組むべきは、なんといっても自民党の再生です。
 300議席から119議席と大幅に議席を減らしましたが、スリムになった今こそ、国民からノ?を突きつけられた自民党の体質を改善する最高のチャンスです。
 派閥政治や族議員、公務員の天下り撲滅や世襲問題にきっちりメスを入れ、自民党を新しく生まれ変わらせることが私に課せられた第一の使命と心得、活動してまいります。 


◆ 常識的野党になる

 我々は野党議員となりました。しかし、私は少なくともこれまで国政運営に責任を持ってあたってきた者として、従来の野党が行ってきたような「反対のための反対、政局優先の政治」は絶対やってはならないと考えています。
 もちろん政権奪回に向けて厳しく民主党連立政権の不備と矛盾、政策の問題性を追求していきます。
 しかし日本を取り巻く閉塞感を打破し、国民に明るい希望と達成すべき目標を掲げることは、与・野党を問わず全ての国会議員に附された責務だと思います。
 「国政運営の実務に精通しているのは我々だ」という自負を持って、賛成すべきは賛成し、修正すべきは修正させる。野党といえども自民党はそういう常識的行動を取らなければいけません。
 すでに国会内のいろいろな場面で私はその趣旨の発言をくり返しております。最初が肝腎であり、積極的に党内世論を作れるように有言実行してまいります。


◆ 中堅・若手懇談会

 私は自民党再生を実行するために党内の中堅・若手議員による懇談会を開催しています。母体となっているのは、前任期の時に結成した「123の会」のメンバーであり、小野寺五典代議士や菅原一秀代議士などと共に世話人を務めています。
 会員を固定せず、当選二回から四回までの心ある人たちに声をかけ、またその仲間が顔を出すようになり、さらに当選五・六・七回の人たちも合流し、どうすれば自民党を改革・再生できるか、何をするべきか、断続的に会合を持ち議論しているのです。

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◆ 両院議員総会

 8 日に行われた自民党の両院議員総会では、我々中堅・若手議員の意見が党運営に大幅に取り入れられました。
 私が提案したのは、
①16日の首班指名選挙は白票とせ ず、辞任された麻生総裁の代わり に統一候補を定め、全員が結束し て投票を行うべし。
②新総裁が選任され、新執行部体制 が出来るまでに、党改革に必要な検討を行い、新たな党運営の提言 を行う組織をすぐに作るべき。
ということでした。
 この二つの提案はその場で決議され、いずれも即座に実行されました。これは従来の自民党からすれば、極めて異例、画期的なことです。党内実力者や派閥が関与せず、中堅若手が提言したことがその場で審議・決定し、実行されたことなどは聞いたことがありません。
 自民党議員が強烈な危機意識を持って「この機会になんとか変わろう、思い切って改革しよう。」と行動していることを、私は皆さまにお伝えしたいのです。
 首班指