APEC貿易担当大臣会合に出席する等のためペルー・メキシコへ出張(2008年5月29日~6月5日)

APEC(アジア太平洋経済協力)貿易担当大臣会合に日本政府代表として出席するためペルーに出張しました。同会合は、21か国・地域の担当閣僚が一堂に会し、貿易・投資の自由化・円滑化の実現に向けた議論を行うために毎年一度開催される会合です。

また、帰路にメキシコを訪問し、両国の通商関係などについて政府要人と意見交換を行いました。

5月31日~6月1日 APEC貿易担当大臣会合(詳細)

今回の会合では、WTO(世界貿易機関)ドーハラウンドの妥結に向けたサポートや、アジア太平洋地域の経済統合に向けた取組の推進、投資の円滑化に関する取組等を中心に議論が行われました。

私からは、参加閣僚の先頭を切って、WTOドーハラウンドの年内妥結を目指す政治的決意を示すべきとの発言をしたほか、地域経済統合や投資の議題において、今後の方向性に関する提案を行い、賛同を得ました。

写真。発言を行う新藤副大臣。 写真。シュワブ・米国通商代表と意見交換。

<発言を行う新藤副大臣>

<シュワブ・米国通商代表と意見交換>

写真。貿易大臣会合に招待されたラミーWTO事務局長と意見交換。 写真。クリーン・豪州貿易大臣とは本年1月のインド以来2回目の意見交換>

<貿易大臣会合に招待されたラミーWTO事務局長と意見交換>

<クリーン・豪州貿易大臣とは本年1月のインド以来2回目の意見交換>

6月1日 ペルー・アラオス通商観光大臣との会談

ペルーのアラオス通商観光大臣(今回のAPEC貿易担当大臣会合の議長)と会談を行い、日本・ペルー間でEPA(経済連携
協定)/FTA(自由貿易協定)を実現させるための今後の具体的な取り組みやペルーにおける鉱物資源開発、観光政策など多岐に亘る政策課題について、意見
交換を行いました。

写真。会談を終えアラオス大臣(写真中央)らと。 写真。会談の様子。

<会談を終えアラオス大臣(写真中央)らと>

<会談の様子>

6月1日 メキシコ・ソホ経済大臣との会談

メキシコのソホ経済大臣と会談を行い、2005年4月に発効した日メキシコEPAを両国の更なる利益につなげていくため、ビジネス環境整備委員会等の枠組みを有効活用していくことや、今後のWTOドーハラウンドの進め方等について、意見交換を行いました。

<ソホ・メキシコ経済大臣との会談>

<会談の様子>

6月2日~3日 メキシコを訪問

メキシコでは、レイセギ経済副大臣と会談し、日メキシコEPAの今後の活用やWTOドーハラウンドの進め方について意見交
換を行いました。私からは、メキシコの競争力強化及び進出日系企業のビジネス環境改善のために、労務、インフラ整備、電力コストの改善などに期待したい旨
述べるとともに、日本の中小企業施策を是非参考にするよう指摘致しました。また、レイセギ経済副大臣からは、農業競争力強化の一環として、日本への農産品
輸出にかかる議論を早期に行いたいとの要望がありました。

レイセギ経済副大臣との会談の後には、在メキシコ日系企業関係者、メキシコ元通商産業大臣及びメキシコ財界人と懇談を行い、日メキシコ間の通商関係について意見交換を行いました。

写真。レイセギ・メキシコ経済副大臣と会談。 写真。在メキシコ日系企業の皆さんと意見交換。

<レイセギ・メキシコ経済副大臣と会談>

<在メキシコ日系企業の皆さんと意見交換>

写真。メキシコ元通商産業大臣、メキシコ財界人と意見交換。

<メキシコ元通商産業大臣、メキシコ財界人と意見交換>