第33号 子どもたちの健やかな発育を願って ~キッズサッカージャンボリー開催!~

「子どもたちを元気にたくましく育てたい」 お子さんを持つ親の誰もが願うことであり、私が政治家として生涯をかけたテーマのひとつでもあります。
来る11月28日(日)、多くの皆様のご理解とご協力に支えられ、県内最大級となる6歳児以下の第1回サッカー大会、キッズサッカージャンボリーを開催させていただきます。この大会が子どもたちの健やかな発育の一助となってくれるよう心から期待しています。

[健やかな子を育む環境づくりを]

私は今、川口ふたば幼稚園の園長として毎日多くの子どもたちと接しています。園庭を元気に駆けまわる子どもたちの姿を見ると日々の疲れも吹き飛んでしまい
ます。そして同時に、この子たちがたくさんの愛情に恵まれ、豊かな人格を形成し、心身ともに健康に育ってくれるよう願わずにはいられません。

しかしながら、現代を生きる子どもたちは、私たち大人が考える以上にさまざまな悩みやストレスを抱えていると言われています。不登校やひきこもり、低年齢
化が進む少年犯罪などが大きな社会問題にもなっています。その原因は非常に多岐にわたりますが、ひとつには、現代の子どもを取り巻く環境が時代の流れの中
で大きく変化していることがあげられると思います。

都市化による核家族化と少子化、他者への無関心という風潮に伴う人との関わりの希薄化、親の過保護や過干渉または愛情不足や虐待、外遊びをする場や自然環境の減少… etc

私が子どもの頃は、子育ては地域ぐるみで行われていました。また自然環境や生き物に触れる機会もたくさんありました。地域社会の教育機能が低下している現代は、そういった子どもの発育に適した環境を、私たち大人が意識的に責任を持って用意し、整備しなければなりません。

もちろん、子育ての基盤は家庭です。しかし、将来の社会を担う子どもたちの育成は子を持つ親だけの問題ではありません。社会全体で子どもを慈しみ育んでい
く環境づくりに向けて、行政は無論のこと、学校など教育関係者、スポーツ団体、小児科医をはじめとする医療従事者、そして地域の皆さんたちが相互に連携
し、子供たちの心身の発達を支援するネットワークをつくりたい、というのが私の目指すところです。

これは私の生涯をかけてのテーマのひとつであり、もちろん一朝一夕にできることではありません。子どものための環境づくりについて様々な角度から取り組んでいき勉強を続け、今後の週刊新藤でも定期的に取り上げていくつもりです。

[キッズサッカージャンボリー開催]

週刊新藤3号・4号でもご紹介させていただきましたが、私は現在、埼玉県クラブユースサッカー連盟U-12の会長や川口市サッカー協会の顧問を務めさせて
いただいております。学生の頃には毎日のようにサッカーボールを追いかけ、そして国会議員時代にもワールドカップ開催にむけた日韓議員親善試合に参加する
など、サッカーを通じて友情の輪、そして国際交流の輪が広がっていくのを身をもって感じています。

サッカーは小さなお子さんや親御さんにも大人気のスポーツです。神経系の発達が盛んな幼児期には遊びや運動を通じて多くの動作を体験させることが重要です
が、基本的な身体動作を多数含み、集団内でのチームワークを学べるサッカーは幼児の心身の発達にも適しており、サッカー指導を取り入れている幼稚園も増え
ています。

今年初めに仲間の園長先生方と懇談する機会があり、いろいろと伺っているうちに幼児のサッカー大会というものがほとんどないという話が出てきました。子ど
もたちにサッカーという素晴らしいスポーツと出会うチャンスをつくってあげたい。そう思った私は、地域のお子さんの誰もが参加できる手づくりのサッカー大
会を開こうと考え、さっそく実行委員会の設立を検討し、この春先から準備を重ねてきたのです。

おかげ様で、県南各市の幼稚園の賛同を得、埼玉県クラブユース連盟の協力をいただき、川口市・鳩ヶ谷市の両教育委員会から後援を得て、11月28日(日)午前9:00より川口市青木町公園総合運動場(陸上競技場)にて、県内最大級となる6歳児以下のサッカー大会 「キッズ(U-6)サッカージャンボリー・県南大会」 を開催させていただくこととなりました。川口、鳩ヶ谷を始め、蕨、さいたま、草加、岩槻、上尾など県南各市から36チーム400名以上のお子さんが参加してくれます。


大会は、幼稚園やクラブチーム、地域のサッカー少年団など、この地域に住むお子さんなら誰でも参加できるよう配慮しています。勝ち負けにこだわらず、たく
さんのお友達と楽しみながら協調性や思いやりを養ってもらいたいと考え、優勝を決めずに参加チーム全てに敢闘賞を出すことにしました。また当日は、この度
J1昇格が濃厚な大宮アルディージャのプロ選手がサッカーを教えてくれるサッカークリニックも開催します。

本大会の主役はグランドを駆け巡る子どもたちです。サッカーを通じ「体を動かす喜び」を感じてもらえたら、主催者としてこれ以上望むことはありません。

子どもに夢と希望と健康を与えられる環境をつくりたい。私はいつも、子どもたちのサポーターでありたいと願っています。読者の皆様方には、ご都合がつきましたらぜひグランドにお越しいただき、子どもたちを応援していただければ幸いです。

新 藤 義 孝