理事補欠選任の件(外務政務官発言) 沖縄及び北方問題に関する特別委員会-2  2002年11月8日

理事補欠選任の件(外務政務官発言) 

155-衆-沖縄及び北方問題に関する特別委員会-2号 2002年11月08日

○仲村委員長 これより会議を開きます。
 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○仲村委員長 御異議なしと認めます。よって、理事に谷津義男君を指名いたします。
     ――――◇―――――

○仲村委員長 この際、細田沖縄及び北方対策担当大臣から発言を求められておりますので、これを許します。細田沖縄及び北方対策担当大臣。

○細田国務大臣 沖縄及び北方対策担当大臣を拝命し、あわせて北方対策本部長に就任いたしました細田博之でございます。
 まず、沖縄対策について申し述べさせていただきます。
 本年は沖縄の本土復帰三十周年に当たり、沖縄は新たな時代に向けて飛躍すべき節目の時期を迎えております。
 沖縄が昭和四十七年に本土に復帰して以来、三次にわたる沖縄振興開発計画に基づいて、総額約七兆円の国費を投入し、沖縄の振興開発のための諸施策を積極的に講じてまいりました。こうした取り組みを通じて、施設整備面を中心に次第に本土との格差が縮小するなど、着実に成果を上げてきたところであります。
 しかしながら、低い県民所得や高い失業率に示されるように、産業の振興や雇用の創出など、沖縄はなお解決しなければならない多くの課題を抱えております。
 このような状況のもとで、委員各位の御尽力により、活力ある自立型経済の構築等を目指す沖縄振興特別措置法が成立し、四月から施行されました。また、この新法に基づき、七月には、今後十年間の沖縄振興の基本となる沖縄振興計画を策定したところであります。
 今後は、新法及び新計画を生かして、観光、情報通信、製造業、農林水産業等の各種の産業の一層の振興、それを支える人材の育成や科学技術の振興など、沖縄の新たな発展に向けて各般の施策に全力で取り組んでまいる決意であります。
 中でも、沖縄新大学院大学構想につきましては、沖縄をアジア太平洋地域の先端的知的クラスターとして発展させる上で大きな役割を果たすことが期待され、沖縄振興計画にも重要な柱として位置づけられていることから、尾身前大臣の取り組みを引き継いで、今後、その実現に向けて最大限の努力をしてまいる所存であります。
 また、沖縄の米軍施設・区域につきましては、我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定に貢献する一方で、在日米軍施設・区域の七五%が沖縄に集中しており、県民の皆様に大きな御負担をおかけしていることも事実であります。その整理、統合、縮小に向けて、沖縄に関する特別行動委員会、SACO最終報告の着実な実施を図るなど、県民の皆様の御負担を軽減するため努力してまいる所存であります。
 なお、こうした中で、普天間飛行場の移設、返還につきましては、七月末に普天間飛行場代替施設の基本計画が決定されたところであり、今後は、普天間飛行場の移設に係る政府方針(平成十一年十二月二十八日閣議決定)及び代替施設基本計画に基づき、沖縄県及び地元地方公共団体と引き続き十分な協議を行いつつ、その着実な推進に取り組んでまいる所存であります。
 次に、北方領土問題について申し上げます。
 我が国固有の領土である北方領土が、戦後半世紀以上を経た今もなおロシアの不法な占拠のもとに置かれていることは、まことに遺憾であります。
 北方四島の帰属の問題を解決して、日ロ平和条約を締結し、両国間に真の相互理解に基づく安定した関係を確立することは、我が国の一貫した基本方針であり、来年一月の小泉総理のロシア訪問を控えて、外交交渉が進められているところであります。
 北方四島の一日も早い返還を目指して、強力な国民運動が展開されておりますが、私といたしましては、多くの民間団体等と緊密な連携をとりつつこの運動を展開するとともに、特に、次代を担う青少年への啓発事業を重点的に進めてまいります。
 また、元島民の方々に対する援護措置の推進、北方四島との交流及び元島民とその家族の方々によるいわゆる自由訪問事業等のさまざまな課題にも積極的に取り組んでいく所存であります。
 なお、特殊法人改革の一環として、返還運動及び元島民への援護を実施している北方領土問題対策協会を独立法人化するための法案を今国会に提出しているところであります。
 仲村委員長を初め理事、委員の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げまして、私のあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)

○仲村委員長 次に、米田内閣府副大臣、茂木外務副大臣及び矢野外務副大臣から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。米田内閣府副大臣。

○米田副大臣 このたび沖縄及び北方対策担当の内閣府副大臣を拝命いたしました米田建三でございます。
 沖縄は本土復帰後三十年を経過いたしましたが、沖縄のさらなる発展を図るためには、自立型経済の構築、雇用創出の問題など解決を要する多くの課題がございます。また、北方領土問題を一日も早く解決することは全国民の悲願でもあります。
 こういう状況のもと、細田大臣の御指導をちょうだいしながら、沖縄の一層の発展及び北方領土問題の解決促進に全力を傾注してまいりたいと考えております。
 仲村委員長を初め理事、委員の皆様方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

○仲村委員長 次に、茂木外務副大臣。

○茂木副大臣 このたび外務副大臣に就任をいたしました茂木敏充でございます。
 仲村委員長初め委員の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。
 まず、沖縄に関する事項につきまして申し述べさせていただきます。
 アジア太平洋地域に依然として不安定な要因が存在する中、日米安保体制とこれに基づく米軍の存在は今後とも不可欠であると考えております。他方で、在日米軍施設及び区域が集中することにより、我が国の平和と安全のために沖縄県の方々が背負ってこられた多大な御負担は十分に認識をいたしております。このような御負担を軽減していくため、普天間飛行場の移設、返還を含むSACO最終報告の着実な実施などに全力で取り組む所存でございます。
 次に、日ロ関係、北方領土問題でございますが、政府としては、北方四島の帰属の問題を解決することにより平和条約を締結するとの一貫した方針のもと、交渉に取り組んでいく考えであります。
 来年の一月の小泉総理の訪ロの際には、日ロ間の協力のこれまでの成果と今後の方向性を取りまとめた日ロ行動計画を発表する予定であり、今後、幅広い分野において日ロ関係を発展させていく考えであります。
 仲村委員長初め本委員会の皆様の御指導と御協力を心よりお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)

○仲村委員長 次に、矢野外務副大臣。

○矢野副大臣 このたび外務副大臣を拝命いたしました矢野哲朗であります。
 今茂木副大臣からも話がありましたように、沖縄、北方四島、すぐるに日本外交上大変重要な問題であると思いますし、問題山積でもあります。我が職責、大変重責と考えておりまして、その責任を全うするために精いっぱい頑張りたいと存じます。
 仲村委員長初め各委員の先生方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げます。(拍手)

○仲村委員長 次に、大村内閣府大臣政務官、新藤外務大臣政務官、土屋外務大臣政務官及び日出外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。まず、大村内閣府大臣政務官。

○大村大臣政務官 このたび沖縄及び北方対策を担当する内閣府大臣政務官を拝命いたしました大村秀章でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 細田大臣、米田副大臣の御指導のもと、復帰三十年を迎え、節目の年を迎えました沖縄のさらなる振興発展、そしてまた北方領土問題の解決に向けまして、全力で取り組んでまいりたいと存じます。仲村委員長初め理事、委員の皆様方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げます。よろしくお願い申し上げます。(拍手)

○仲村委員長 次に、新藤外務大臣政務官。

○新藤大臣政務官 外務大臣政務官を拝命させていただいております新藤義孝でございます。
 外務大臣政務官として、川口大臣、そして茂木、矢野副大臣の御指導をいただいて、沖縄問題、そして北方四島問題、全力を尽くしてまいりたいと存じております。どうぞ仲村委員長初め委員の皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)

○仲村委員長 次に、土屋外務大臣政務官。

○土屋大臣政務官 このたび外務大臣政務官に就任いたしました土屋品子でございます。仲村委員長初め委員各位の皆様に謹んでごあいさつを申し上げます。
 外務大臣政務官として、川口大臣の指導のもと、沖縄及び北方四島に関連する問題に全力を尽くし取り組む決意でございます。なお、三人の政務官の中では私が特に本委員会を担当することになっております。仲村委員長初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

○仲村委員長 次に、日出外務大臣政務官。

○日出大臣政務官 今般、外務大臣政務官に就任いたしました日出英輔でございます。仲村委員長初め委員各位に一言ごあいさつを申し上げます。
 外務大臣政務官として、川口大臣のもと、沖縄及び北方四島に関連いたします問題に全力を尽くして取り組む所存でございます。仲村委員長初め本委員会の皆様方の温かい御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

○仲村委員長 次回は、来る二十五日月曜日午後零時五十分理事会、午後一時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
    午後零時十二分散会