理事補欠選任の件(外務政務官発言) 参議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会-2  2002年11月13日

理事補欠選任の件(外務政務官発言) 

155-参-沖縄及び北方問題に関する特別委員会 2号 平成14年11月13日

 

 

○委員長(本田良一君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(本田良一君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に脇雅史君を指名いたします。
    ─────────────

○委員長(本田良一君) この際、国務大臣、副大臣及び大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。まず、細田沖縄及び北方対策担当大臣。

○国務大臣(細田博之君) 沖縄及び北方対策担当大臣を拝命し、併せて北方対策本部長に就任いたしました細田博之でございます。
 まず、沖縄対策について申し述べさせていただきます。
 本年は沖縄の本土復帰三十周年に当たり、沖縄は新たな時代に向けて飛躍すべき節目の時期を迎えております。
 沖縄が昭和四十七年に本土に復帰して以来、三次にわたる沖縄振興開発計画に基づいて総額約七兆円の国費を投入し、沖縄の振興開発のための諸施策を積極的に講じてまいりました。こうした取組を通じて施設整備面を中心に次第に本土との格差が縮小するなど、着実に成果を上げてきたところであります。
 しかしながら、低い県民所得や高い失業率に示されるように、産業の振興や雇用の創出など、沖縄はなお解決しなければならない多くの課題を抱えております。
 このような状況の下で、委員各位の御尽力により、活力ある自立型経済の構築等を目指す沖縄振興特別措置法が成立し、四月から施行されました。また、この新法に基づき、七月には今後十年間の沖縄振興の基本となる沖縄振興計画を策定したところであります。今後は、新法及び新計画を生かして、観光、情報通信、製造業、農林水産業等の各種産業の一層の振興、それを支える人材の育成や科学技術の振興など、沖縄の新たな発展に向けて各般の施策に全力で取り組んでまいる決意であります。
 中でも、沖縄新大学院大学構想につきましては、沖縄をアジア太平洋地域の先端的知的クラスターとして発展させる上で大きな役割を果たすことが期待され、沖縄振興計画にも重要な柱として位置付けられていることから、尾身前大臣の取組を引き継いで、今後その実現に向けて最大限の努力をしてまいる所存であります。
 また、沖縄の米軍施設・区域につきましては、我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定に貢献する一方で、在日米軍施設・区域の七五%が沖縄に集中しており、県民の皆様に大きな御負担をお掛けしていることも事実であります。その整理、統合、縮小に向けて沖縄に関する特別行動委員会、SACO最終報告の着実な実施を図るなど、県民の皆様の御負担を軽減するため努力してまいる所存であります。
 なお、こうした中で、普天間飛行場の移設・返還につきましては、七月末に普天間飛行場代替施設の基本計画が決定されたところであり、今後は普天間飛行場の移設に係る政府方針、平成十一年十二月二十八日閣議決定及び代替施設基本計画に基づき、沖縄県及び地元地方公共団体と引き続き十分な協議を行いつつ、その着実な推進に取り組んでまいる所存であります。
 次に、北方領土問題について申し上げます。
 我が国固有の領土である北方領土が戦後半世紀以上を経た今もなおロシアの不法な占拠の下に置かれていることは、誠に遺憾であります。
 北方四島の帰属の問題を解決して日ロ平和条約を締結し、両国間に真の相互理解に基づく安定した関係を確立することは我が国の一貫した基本方針であり、来年一月の小泉総理のロシア訪問を控えて外交交渉が進められているところであります。
 北方四島の一日も早い返還を目指して強力な国民運動が展開されておりますが、私といたしましては、多くの民間団体等と緊密な連携を取りつつこの運動を展開するとともに、特に次代を担う青少年への啓発事業を重点的に進めてまいります。
 また、元島民の方々に対する援護措置の推進、北方四島との交流及び元島民とその家族の方々によるいわゆる自由訪問事業等の様々な課題にも積極的に取り組んでいく所存であります。
 なお、特殊法人改革の一環として、返還運動及び元島民への援護を実施している北方領土問題対策協会を独立法人化するための法案を今国会に提出しているところであります。
 本田委員長を始め理事、委員の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。

○委員長(本田良一君) 次に、川口外務大臣。

○国務大臣(川口順子君) まず、お待たせを申し上げまして、大変に失礼をいたしました。
 引き続き外務大臣を務めさせていただきます川口順子でございます。本田委員長を始め各委員に謹んでごあいさつを申し上げます。
 まず、沖縄については、私といたしましても、我が国の平和と安全のために沖縄県の方々が背負ってこられた多大な御負担を十分に認識し、感謝しております。米軍の存在は今後とも不可欠でありますが、沖縄県の方々の御負担の軽減のために、普天間飛行場の移設・返還を含むSACO最終報告の着実な実施に取り組む等、全力を尽くしてまいる所存でございます。
 次に、日ロ関係、北方領土問題について申し述べます。
 政府としては、北方四島の帰属の問題を解決することにより平和条約を締結するとの一貫した方針の下、引き続き精力的に交渉に取り組んでいく考えです。
 また、来年の一月の小泉総理の訪ロの際には、日ロ間の幅広い分野における協力のこれまでの成果と今後の方向性を取りまとめた日ロ行動計画を作成し、発表する予定です。先月、私が訪ロし、イワノフ外相と会談した際には、平和条約締結問題を日ロ行動計画の重要な柱とすることで意見が一致しました。政府としては、幅広い分野で日ロ関係を進めていく中でこの問題についても前進を図る考えです。
 これらの諸問題に取り組むに際し、本田委員長を始め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただけますようよろしくお願い申し上げ、私のごあいさつとさせていただきます。

○委員長(本田良一君) 次に、米田内閣府副大臣。

○副大臣(米田建三君) このたび沖縄北方対策を担当する内閣府の副大臣を拝命をいたしました米田建三でございます。
 沖縄は本土復帰後三十年を経過いたしましたが、沖縄の更なる発展を図るためには、自立型経済の構築、雇用創出の問題など、解決を要する多くの課題が山積しております。また、北方領土問題を一日も早く解決することは全国民の悲願でございます。
 このような状況の下、私は、細田大臣の御指導をちょうだいしながら、沖縄の一層の発展及び北方領土問題の解決促進に全力を傾注してまいりたいと考えております。
 本田委員長を始め理事、委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

○委員長(本田良一君) 次に、茂木外務副大臣。

○副大臣(茂木敏充君) このたび外務副大臣に就任をいたしました茂木敏充でございます。
 ただいま川口大臣からも述べられましたとおり、本委員会において扱っていただきます沖縄及び日ロそして北方四島に関する問題は、我が国の外交にとりまして極めて重要な問題でございます。これらの問題に、川口大臣を補佐し、矢野副大臣共々、全力で取り組んでまいりたいと考えております。
 本田委員長を始め本委員会の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

○委員長(本田良一君) 次に、矢野外務副大臣。

○副大臣(矢野哲朗君) 先月、外務副大臣を拝命をいたしました矢野哲朗でございます。
 今、茂木副大臣から話がありましたように、当委員会の所管する沖縄、北方四島、外交上にとっても大変重要な問題でありまして、改めてその責任の重さを感じております。
 川口大臣を筆頭に、茂木副大臣、三人の政務官共々、最大の力を注ぎ、使命を全うさせていただこうと思いますので、本田委員長始め各委員の御協力、御指導を心からお願いを申し上げます。

○委員長(本田良一君) 次に、大村内閣府大臣政務官。

○大臣政務官(大村秀章君) このたび沖縄及び北方対策を担当する内閣府の大臣政務官を拝命をいたしました大村秀章でございます。よろしくお願い申し上げます。
 細田大臣、米田副大臣の御指導をいただきながら、復帰三十年を迎えまして節目を迎えました沖縄の更なる振興、発展、そして北方領土問題の解決に向けまして全力で取り組んでまいりたいと存じます。
 本田委員長始め理事、委員の皆様方の御指導、御鞭撻を心からよろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。

○委員長(本田良一君) 次に、新藤外務大臣政務官。

○大臣政務官(新藤義孝君) 外務大臣政務官を拝命しております新藤義孝でございます。
 大臣政務官として、川口大臣の下、茂木、矢野両副大臣の御指導をいただきながら、精一杯この沖縄そして北方四島問題に取り組んでまいりたいと存じます。
 どうぞ、本田委員長さんを始めとして委員の皆様方の御指導と御協力をよろしくお願いをいたします。

○委員長(本田良一君) 次に、土屋外務大臣政務官。

○大臣政務官(土屋品子君) 先月、外務大臣政務官に就任いたしました土屋品子でございます。本田委員長を始め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。
 外務大臣政務官といたしまして、川口大臣の指導の下、沖縄及び北方四島に関連する問題に全力を尽くして取り組んでまいる決意でございます。
 本田委員長を始め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

○委員長(本田良一君) 次に、日出外務大臣政務官。

○大臣政務官(日出英輔君) 先般まで当委員会に所属させていただきました日出でございます。外務大臣政務官に就任をいたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 外務大臣政務官として、川口大臣の下で沖縄及び北方四島に関連いたします問題に全力を尽くしたいと思っております。
 なお、三人の政務官の中で私が特に本委員会を担当することになっておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 委員長を始め皆様方の温かい御指導をよろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。

○委員長(本田良一君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時五十三分散会