8月8日、奄美大島でクルーズ船寄港誘致地区にある旧陸軍遺構である西古見掩蓋式観測所 や加計呂麻島 の特攻艇「震洋」の基地を訪ね、慰霊献花を行いました。(2018年08月17日)

 

20180808_img18月7日、安全保障と土地法制に関する特命委員会として訪問した奄美大島で、クルーズ船寄港誘致地区にある旧陸軍遺構である西古見掩蓋式(えんがいしき)観測所を視察しました。
 
併せて加計呂麻島の呑之浦にある旧陸軍・特攻水雷艇「震洋」出撃跡地を訪れ、慰霊献花を行いました。
 
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加計呂麻島は太平洋戦争当時、軍の秘密基地などに利用され、北部の薩川湾は戦艦大和や武蔵が停泊した港として名を残しています。
 
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「震洋」は小型のベニヤ板製モーターボートの船内艇首部に250kg炸薬を搭載し、搭乗員が乗り込んで上陸船団に体当たり攻撃する特攻兵器です。
 
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美しく静かな入江の先端に、樹々に埋もれ隠された手掘りの艇庫を目の当たりにして、当時の逼迫した状況で大切なものを護るために懸命に生きた人々を想い、尊崇の念を込め献花させていただきました。
 
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その後、奄美大島に戻り海上自衛隊奄美基地分遣隊を訪問し、隊長以下隊員と意見交換を行いました。
 
20180808_img20今回の訪問で、改めて奄美大島が我が国防衛上、極めて重要な戦略拠点であることを再認識いたしました。