4月19日、私が委員長を務める「領土に関する特命委員会」を開催し、韓国と台湾が、我が国排他的経済水域(EEZ)内において我が国の同意なく行った海洋調査について議論しました。資料をご覧ください。(2017年04月19日)

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4月19日、私が委員長を務める自民党「領土に関する特命委員会」を開催いたしました。

 

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今回の領土特では、韓国が昨年4月から今年の1月にかけて、竹島周辺の我が国EEZ内で同意なく海洋調査を行った問題と、台湾が尖閣諸島周辺海域で我が国の同意なく行った海洋調査に対して、外務省や海上保安庁が取った対応を質しました。

 

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韓国がこの付近で海洋調査活動を行うのは10年ぶりの事です。前回の日本は、韓国が試みた海底地形に名称を付与するための調査実施を認めず、同海域で日本も調査を行うことを表明し、日韓は一触即発寸前の状態まで緊迫したのです。

平成18年の当時、私もこの問題に取り組み、政府側の麻生太郎外務大臣、安倍晋三官房長官等と連携を取りながら、外務委員会で厳しく韓国の無法を追及しました。
当時の概況をまとめた資料や外務委員会議事録を是非ご覧になっていただきたいと思います。

今回は10年間動きの無かった韓国海洋調査が突然実施され、これを確認した海上保安庁巡視船が哨戒し中止を呼びかけ、韓国調査船が海域を離脱するまで追走し対処しました。日本は韓国に対し、こうした行為を絶対に見逃さないという厳然たる対応をしていかなければなりません。

同様に、台湾による尖閣諸島周辺の海洋調査も、昨年は従来に比べ過去最多の8回も行われております。
どのケースも海保が厳正対処しておりますが、台湾側が我が国のEEZ内で何の意図を持って調査しているのか、国際条約上認められない不法な行為をこれ以上実施させないよう何らかの対処が必要です。

 

領土特には多くの議員が出席し、いずれも厳しい意見が出されました。

外交や海上保安活動の詳細についてつまびらかにすることは控えますが、私は委員長としてそれらを取りまとめ、政府に対し強く申し入れを行いました。

 

平成28年 竹島・尖閣諸島周辺海域における韓国・台湾の調査活動
平成18年 海底地形調査及び日韓放射能共同調査について

第百六十四回国会(平成18年5月31日)衆議院 外務委員会議事録
第百六十四回国会(平成18年6月7日)衆議院 外務委員会議事録
(新藤義孝の質問部分をご覧ください。)