沖縄海域で新たな2つの海底熱水鉱床の存在が確認されました(2016年2月18日)

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資源エネルギー庁より、JOGMECが行った沖縄海域の海底観察で、伊平屋島北西方海域と久米島北西方海域の2つの海域に、銅、鉛、亜鉛、金、銀を含む海底熱水鉱床が発見されたとの報告がありました。

  • 伊平屋島北西沖の鉱床/(仮称)「田名(だな)サイト」
    南北800m×東西600mの範囲に大小多数のチムニー(尖塔状地形)やマウンド(小丘)が群集して存在。
  • 久米島北西沖の鉱床/(仮称)「比嘉(ひが)サイト」
    直径100m強のカルデラ地形の内壁に鉛・亜鉛鉱物からなる緻密質な塊状鉱石が分布し、さらにカルデラ周縁部にも活動的な熱水噴出が存在している、とのこと。

今後政府は、今回発見した2サイトにおいて海底観察・物理探査・ボーリング調査等を行い、これらの海底熱水鉱床の広がりや金属含有率(鉱石の品位)を把握し、資源量を評価する予定です。

私も引き続き、資源確保戦略議連等を通じ海底資源の有効活用に向けた働きかけを強めてまいります。関連資料を掲載しましたので、よろしければ是非ご覧ください。

JOGMECホームページ
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000097.html