12月1日、私が幹事長を務める党の資源確保戦略推進議員連盟を開催しました。
資源エネルギー庁より、表層型・砂層型メタンハイドレート、海底熱水鉱床、南鳥島沖レアアース泥の最新の取り組みについて説明を受けました。当日の資料と併せてご覧ください。
○資源外交の積極展開
- 10月に安倍総理がモンゴル、トルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、キルギス、カザフスタンの6か国を訪問。天然ガス、銅、レアアース等の確保に向けて協力の覚書等を締結。
- 副大臣、政務官による中東等への働きかけ、IEA閣僚会議への出席など。
○国内資源開発の取り組み
- 1.表層型メタンハイドレート(以下略してメタハイ)については、
・今年度隠岐周辺海域、上越沖において表層型メタハイを含む地質サンプルを30本取得。
・サンプルの詳細な調査・分析を行いガスチムニー構造内部の表層型メタハイの量や分布について考察・評価を実施。 - 2.砂層型メタハイについては、
・平成25年の第1回海洋産出試験の結果と原因分析を行い、今年度から第2回試験を実施。
・前回試験同様、JOGMECが全体計画を統括し、現場オペレーションはわが国で初めてメタハイ開発を目的に設立された「日本メタンハイドレート調査会社」が担当。 - 3.海底熱水鉱床に関する取り組みについては、
・JOGMCが採鉱・揚鉱パイロット試験に係る公募を実施。6社、1研究所のコンソーシアムの提案を採択し平成29年度パイロット試験に向けた開発に本格着手。 - 4.レアアースについては、
・これまで南鳥島周辺海域で70地点の海底表層部(震度約15m)の堆積物を採取し含有量や分布状況を解析中。年度内にポテンシャル評価を取りまとめ、公表。
・掘削機器の試験ヘッドの製作、水槽試験の結果を評価中。
・揚泥の「エアリフト方式」の模擬試験結果を評価中。