第100号 心からの感謝の気持ちを込めて



◆ 感謝を込めて

 沢山のご支援を賜りながらも、私の力及ばず辛酸を嘗めた平成15年の総選挙。その結果を真摯に受け止め、政治を志すわけを自らに問い直す日々が続きました。
 しかし、議席を失ったがために、たくさんの貴重な経験もさせていただきました。私たちの街に住む一人ひとりの声を聞き、その暮らしを見つめ直し、要望をお伺いしたり、意見を交換しあう。多くの方と直接向き合いながら、様々な勉強をさせていただきました。
 
自転車で市内を巡る活動を始めたのもこの頃からです。思いがけぬほど多くの方が手を振って応援して下さいました。議席を失った浪人の身の私に、まだまだ多
くの方が期待を寄せて下さっている。お世話になった皆様のお顔が私の目に映り、思わず涙がこぼれてくるほど感激しました。皆様のお力で国政へ復帰させてい
ただいた今、そうした思いを体に刻みつけて、与えられた職務に邁進して参る所存です。議席をいただき、仕事ができる喜びとともに、心を込めて皆様に感謝を
申し上げます。


◆ 結婚のご報告

 多くの皆様のお支えとご理解を賜り、去る二月、昨夏に入籍した妻との挙式・披露宴を執り行いました。本来ならば、皆様お一人ずつに御礼のご挨拶をさせていただきたいところではございますが、この紙面を借りてご報告を申し上げます。
 現在、教育基本法の改正をめぐり「愛国心」を盛り込むべきか否かが大きな論点となっています。
 誰でも、自分の家族、友人知人、自分の住んでいる地域などは大切にするでしょう。社会の最小単位である家族の絆を大切にすること、自分の住む地域、更にはこの国を愛すること、地球環境を大切に思うこと、全て同じ流れの中にあるのではないでしょうか?
 家族という自分の足元をしっかりと固めることができ、私は今そうした想いをしみじみと実感しています。


◆「週刊新藤」100号を迎えて

 一昨年の春に創刊した「週刊新藤」が、皆様のおかげ様で今号をもちまして100号を迎えることができました。私が考える「今」を皆様にお伝えしたい、そ
して皆様からのお声をじかに受け止めていきたい。そうした想いで、毎週毎週勉強しながら、拙い文章を発行し続けてきました。その作業を通じて、思ってもい
なかったほどの多くの方との触れあいが生まれ、実にたくさんのことを学ばせていただきました。
 うまく筆が進まず、想いを伝えることができず苦しんだこともありました。そうした際に大きな心の支えとなったのが、毎週配布を手伝って下さる多くのボランティアの皆さんの存在です。
 仕事を終えたあとの夜間に配布作業をしてくれているという方がいました。毎週のことではさぞ大変だろうと思い、配布は隔週でも結構ですよと申し上げたところ、「週刊新藤が届くのを楽しみに待っている顔なじみの人もいるから・・・」と、実に嬉しそうに応えてくれました。
 この「週刊新藤」のみならず、私の活動は、自民党や後援会の方々、志を同じくする仲間の議員をはじめ、本当に大勢の支援者の方々の支えがあって成り立っているものだということを、身に染みて感じております。


◆ 国会の毎日

 3期目となる議席をいただき、現在私は、安全保障政策の取りまとめ役である自民党国防部会長という大役も拝命し、また衆議院の経済産業委員会理事、外務委員に就任しました。まず国防部会長として主催する会議は、週2日、朝8時より行っています。そして、経済産業委員会の理事会と委員会が週2日、同じく外務委員会が週2日、粗酒手衆議院本会議が週3日、定例で開催されます。
 月~金の5日間でこれらが断続的に行われており、他に様々な打合せ、会議が週に20~30回、朝から夜までの間に加わるわけで、まさに目がまわるような日々を過ごしております。
 平日はなかなか地元に戻ることもかないませんが、週末の活動や集会などを通じ、皆様との身近な政治を心がけていきたいと思います。


◆ 明日の日本を

 人口減少という新たな時代を迎え、それに対応するわが国の新しいシステムを構築する過渡期にあたり、私たちは今こそ、経済的発展とともに失われつつあった道徳性や精神的規範をしっかり整えなければならないと感じています。
 自前の憲法をつくること、教育、年金等社会保障、まちづくりなど閣内成分屋の改革に加え、国家と国民を守るための安全保障、国際平和と日本の発展のための外交の拡充を果たすこと。戦後60年の節目を経て、私たちは次の新しい国家の形を造らなければなりません。
 皆様からの想いを託されて議席をいただいていることを肝に銘じ、感謝の気持ちを込めて、これからの国づくりにむけて力を尽くして参りたいと思います。皆様には今後ともよろしくご指導下さいますようお願い申し上げます。

新 藤 義 孝