2003.06.16 新藤外務大臣政務官 沖縄訪問

6月16日、新藤義孝外務大臣政務官は沖縄を訪問し、今般の米海兵隊員による婦女暴行致傷罪容疑事件に関してウォレス・C・グレグソン四軍調整官に申し入れを行うとともに、稲嶺恵一沖縄県知事に政府の対応について説明を行ったところ、その概要は以下のとおり。

1.グレグソン四軍調整官への申し入れ
(1)
新藤政務官より、婦女暴行致傷罪という凶悪な犯罪の容疑で、米海兵隊員に対する逮捕状が発出されるといった事態が発生したことは極めて遺憾である、引き続
き本件捜査に全面的に協力するよう要請する、改めて綱紀粛正と事件・事故の再発防止のために必要な措置をとるよう求める旨述べた。
(2)これに対してグレグソン四軍調整官より、今回の容疑を極めて深刻に受け止めている、在日米軍人が行ったとの容疑をかけられている行為は決して許され
る行為ではない、我々は、被害者の苦しみとこの事件が日本国民に及ぼした懸念を誠に遺憾に思う、今後とも捜査への全面的協力を継続する、綱紀粛正、再発防
止に一層の努力をしたいと述べた。

2.稲嶺知事との会談
(1)冒頭、新藤政務官より、今回の逮捕状発出という事態の発生に強い遺憾の意を表明するとともに、既にグレグソン四軍調整官に対して申し入れたとして同調整官とのやり取りを紹介し、米側に対して起訴前の拘禁移転を要請する旨述べた。
(2)これに対して稲嶺知事より、今回の事件は大変遺憾である、先刻グレグソン四軍調整官にも述べたが、この種の事件は一つの点に留まらず、58年の歴史
の重みの中で線、面となっていき、強い県民感情のマグマがあることをしっかり認識してほしい、事件・事故は決してあってはならず、綱紀粛正、基地の整理縮
小、訓練移転等が目に見える形で進むことが重要であり、日米地位協定の見直しも進めて欲しい、本事件の被疑者の拘禁移転が一分一秒でも早く実現することを
強く求める旨述べた。
(3)これに対して新藤政務官は、米軍施設・区域に関する問題は、目に見える改善が重要との貴知事のお立場をよく承知している、拘禁移転については、米側が早期に引き渡しに同意するよう政府として最大限の努力を払って行く旨述べた。