2002.02.24 日韓未来研究会で激論

NGO排除問題に端を発した大混乱が続く国会の合間をぬって、新藤代議士は2月23日から24日の土・日をつかって、韓国若手議員との対話討論のため訪韓した。

民党と韓国・ハンナラ党の若手議員でつくる「日韓未来研究会(略称:未来連帯)」は、昨年10月の第1回東京会議に引き続き、第2回ソウル会議を開催し、
23日には、北東アジアの安保問題と日韓自由貿易協定(FTA)をテーマとした討論が行われ、同日夕方には、ハンナラ党本部にて歓迎レセプションが開かれ
た。

歓迎会には、韓国の議員も「日頃は会合などでめったに顔を合わせることがない」と言う李会昌総裁も出席した。李総裁は次期大統領選挙に名乗りをあげてお
り、目下のところ支持率トップ、最も大統領に近いとされている政治家であり、超過密スケジュールをぬって日本の若手議員との会に出席したことに、未来連帯
の重要度がわかる。


藤代議士は、議員外交の要諦は、直に会ってお互いの腹のうちを素直に語り合うことであり、時には見解の違いによる談論、場合によっては喧嘩に近い激論とな
る。しかし、激しくやり合えばやり合う程、その後の話がスムーズに進むようになる、というのが持論で、ロシアの北方領土、コソボ難民・アフリカの支援、中
国の若手指導者に引き続き、韓国にも独自の交流の場をつくった。「日韓両国は、その歴史的な経緯などにより感情的なわだかまりもあるが、過去に区切りをつ
け、これを解決していくのは、我々若い世代の役目。隣国である韓国とは古くより深い交流があり、今後も大切なパートナーとして協力関係を築いていかなくて
はならない。私も、過去4回にわたり両国で行われた日韓国会議員サッカーに参加するなど、両国の親善を図る一助となるよう働きかけてきた。これからも、草
の根レベルから、文化・スポーツ・学術など多彩な交流が進展していくことを望む」と、”顔の見える国際貢献”をライフワークとする新藤代議士は語った。


[23日の会議において合意された日韓未来研究会の共同発表文]

1. 変化する政界経済に対応するための日韓経済協力の更なる必要性を認識し、日韓自由貿易協定(FTA)に対する議論を進展させることに共に努力する。

2. 9.11テロ以後、世界情勢が急変したことにより、朝鮮半島をはじめ北東アジア地域の平和と安全を確保するための日韓両国の役割の重要性を認識し、平和と安保のための意見交換を続けていく。

3. 日韓ワールドカップ大会を成功させ、日韓両国民の理解と協力が更に深まるように努力する。韓国と日本の不幸な過去に対する理解の増進のために努力し、両国の未来志向的な協力関係を築くための若い世代の政治家の活発な交流を続けていく。

4. 韓国と日本の不幸な過去に対する理解の増進のために努力し、両国の未来志向的な協力関係を築くための若い世代の政治家の活発な交流を続けていく。